先日、ギブソンのアコースティック・ギターのフィニッシュについて書きました。
今日は、ギブソンのピック・ギターのフィニッシュについて書きます。
当初は、ブラックもしくは濃いブラウンのフィニッシュでしたが、オービル・ギブソン時代の最後の頃には、サンバーストがスタンダード・フィニッシュになります。
そのためか、ギブソンのピック・ギターといえば、イメージするのはサンバーストだと思います。
興味深いのは、戦前の機種には、1950年代後半に登場するチェリー・フィニッシュを思い起こさせる、赤っぽいフィニッシュの物があることです。
また、ブロンド(ナチュラル)フィニッシュは、戦前から特別扱いで、かなり高価だったようです。
ラウンド・ホールやオーバル・ホールも、独特の趣きのあるサウンドで悪くないのですが・・・fホールのものは、ジャズを演奏するビックバンドでも、他の楽器の邪魔をしないくせに、しっかり音を聴かせる事ができるため、人気が出て売れました。