レスポール本

数か月前から、かなり宣伝していたプレイヤー別冊の「The GIBSON Les Paul Standard 1958-1960」を入手しました。
宣伝では、「”奇跡のバースト・ブック”完成まじか!」という事だったので、興味がありました。

手に取ってみて、最初に思ったのは「デカイ!」という事、さらに、ムック本なんかと違ってハード・カバーのため「重い!」という事でした。

ページをめくってみると、綺麗な写真がずらっと並んでいます。
反面、記事は少なめな印象です。

写真集として眺めるのには良いですが・・・情報を得ようとするには、資料的な価値は僅かだと思います。
購入する人が、何を求めているか?にもよると思いますが・・・個人的には、税別7,400円というのは、ちょっと高い気がしました。

例えば、1Gの「BURST GANG」とか、リットーミュージックの「ザ・ビューティ・オブ・ザ・バースト」なんかと比べると、その点がちょっと寂しい感じがします。

もっとも、この本には、DVDが付いていて・・・オールドの各年代のものとトゥルー・ヒストリックの弾き比べは、案外良かったです。
ただし、DVDに収録されている他のコンテンツは、今一つな感じ・・・そもそも、このDVD自体が初回限定なので、第2版以降はコスト・パフォーマンスが低下してしまいます。

といった感じで・・・どこが、”奇跡のバースト・ブック”なのか?判りませんでした。

最近の若者は、高価なギターを買わないとか、出版業界が不況だとか、という話を聞くと、お金を持っている中高年にターゲットを絞った本なのかもしれません。

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「The GIBSON Les Paul Standard 1958-1960」 株式会社プレイヤー・コーポレーション