昨日は、カマカ・ジャパンで作られたケイキ・モデルについて書きました。
カマカは1969年末に、サウンドホール内のラベルが金色から白に代わり、いわゆるホワイト・ラベルと言われるタイプになります。
このホワイト・ラベルのウクレレは、それまでのハワイ製のゴールド・ラベルとの違いは、ラベルだけになります。
初期のホワイト・ラベルはロゴの下側にHONOLULU, HAWAII, U.S.Aとだけ書かれていますが、1973年ぐらいになると、MADE IN HONOLULU, HAWAII, U.S.Aと、MADE INの文字が追加され、左上にHANDCRAFTEDの文字が入るようになります。
そして、指板が厚くなり、ボディ・シェイプもなで肩から角ばった肩に変更されて、若干サウンドに違いがでてきました。
さらに1974年になると、ペグがお馴染みのシャーラー製のゴツいタイプに代わり、ヘッドが重くなります。
好みもあると思いますが、個人的には、指板のついた1960年代のゴールド・ラベルから1972年までのホワイト・ラベルが、実用的にもサウンド的にもバランスが取れていて良いと思っています。
その後、1980年代半ばに指板のエンドが真っ直ぐになり、1990年代末には塗装が厚いグロス・フィニッシュになります。
そして、2001年には、パール・ロゴになり、ラベルもホワイト・ラベルから一新されました。
ちなみに、同誌に掲載されている年表は、私が作成したものです。
カマカ ホワイト・ラベルのパイナップル・モデル
HONOLULU, HAWAII, U.S.Aしか書かれていない初期のもの
カマカ ホワイト・ラベルのソプラノ
角ばった肩、大きいサウンドホール、厚い指板、シャーラー・ペグ等が特徴的な1980年代ごろのもの
カマカ特集が載っています。
下の部分が年表