スプーキー・トゥース

先日は、モット・ザ・フープルの歴代ギタリストについて書きました。
デビッド・ボウイのバックバンドだったスパイダーズ・フロム・マーズのギタリストだったミック・ロンソンは3代目になります。
初代は、後にバッド・カンパニーを結成したミック・ラルフスで、2代目は元スプーキー・トゥースのルーサー・グロヴナー(アリエル・ベンダー)でした。

バッド・カンパニーやスパイダーズ・フロム・マーズは有名ですが、スプーキー・トゥースは、今となっては、あまり有名ではありません。
実力があるバンドだったのですが・・・メンバーの出入りが激しかったので、音楽性が一貫していなかったというのが、今一つメジャーになれなかった要因かもしれません。

もっとも、当時は、トラフィックとフリーとともに、アイランド・レーベルの3本柱と言われていたほどだったのです。
そういえば、トラフィックやフリーも、個人的には好みのバンドです。

スプーキー・トゥースは、どちらもキーボード&ボーカルのマイク・ハリソンとゲイリー・ライドの二人が中心人物となっています。
他のメンバーには、ルーサー・グロヴナー以外に、後にハンブル・パイを結成したグレッグ・リドレー(b)、後にフォリナーを結成したミック・ジョーンズ(g)、そして元ジョー・コッカー・グリースバンドで後にポール・マッカートニーウィングスに参加したヘンリー・マカロック(g)なんかもいました。

という事で、アルバムによって音楽的にはさまざまバリエーションがありますが・・・前衛音楽家ピエール・アンリと共作した実験的なサードアルバム「セレモニー」以外は、どれも聴くに値するクオリティだと思います。

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「スプーキー・トゥー」 スプーキー・トゥース
最高傑作と言われています、ギターはルーサー・グロヴナー

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「ラスト・パフ」 スプーキー・トゥース
こちらもお勧め、ゲイリー・ライトが脱退した後の4作目、ギターはヘンリー・マカロック。
この後、一旦バンドは解散するが、しばらくして再結成する

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「ザ・ミラー」 スプーキー・トゥース
再結成後第3弾のラストアルバム、ギターは、後にフォリナーを結成するミック・ジョーンズ

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「MISSING TEETH!」 Spooky Tooth
ビートルズジョージ・ハリソンとゲイリー・ライトが共演した「Twin Faced Man」等、レア音源を集めたアルバム