ミック・ロンソン

先日、モット・ザ・フープルのギタリストについて書きました。
今日は、休みだったので、あれこれ関係するレコード等を引っ張りだしてみました。

そしたら、ミック・ロンソンについて、あれこれ思い出しました。

ヴェルヴェット・アンダーグラウンドから独立したルー・リードが、世界的に有名になったアルバムの「トランスフォーマー」って、デビッド・ボウイとミック・ロンソンの共同プロデュースだったんですよね。
というか、3人の共作アルバムのような感じで・・・もちろん、ギターも全面的にミック・ロンソンが弾いています。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドも興味深いバンドなので、そのうち取り上げたいと思っています)

今となっては、ルー・リードデビッド・ボウイ、ミック・ロンソンの3人とも亡くなってしまったのが、残念ですね。

そういえば、以前、グレン・フライジャクソン・ブラウンが共作した「テイク・イット・イージー」って曲は、私の生き方に影響を与えたと書きましたが・・・・「トランスフォーマー」からシングルカットされて、大ヒットとなった「ワイルドサイドを歩け」も、影響を受けました。

もちろん、「ワイルドサイドを歩け」ってホモの歌なので、そういう意味での影響という訳ではありません。
なにか、困難な道と安易な道があるとき、あえて困難な道を選んだ時など、自分は何でこんな事をやっているのだろうと思いながらも、頭のなかで「ワイルドサイドを歩け」が鳴っていたような気がします。

あと、ミック・ロンソンで意外だったのが、ボブ・ディランのローリング・サンダー・レヴューのツアーでリード・ギタリストとして参加していたことです。
なんとなく、この二人って似合わない感じがするのですが・・・
もちろん、ボブ・ディランは過去の曲をレコードの再現ではなく、新しいアレンジで演奏するタイプのアーティストではあるのですが・・・ボブ・ディランの過去の名曲とミック・ロンソンのギターが違和感なくマッチしているのが凄いですね。

そういえば、ミック・ロンソンのギターといえば、レスポール・カスタムなのですが・・・始めの頃は白いレスポール・カスタムだと思っていました。
確か、当時の雑誌にも、そう書いてあったと思います。
でも、後で知ったのですが、1968年製のブラック・フィニッシュのレスポール・カスタムの塗装を剥いだ物だったのですね。

そんなわけで、パンク・ロックのギタリスト達が白いレスポール・カスタムを使用していたのは、実は、ミック・ロンソンの影響だったのではないか?と思っています。

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「ローリング・サンダー・レヴュー」 ボブ・ディラン Sony Records

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ローリング・サンダー航海日誌 ディランが街にやってきた」 サム・シェパード著 諏訪優菅野彰子訳