大学の通信教育

昨日は、大学の卒論について書きました。
理工学部の卒業研究と、通信教育の法学部と経済学の3回ほど卒論を書いた経験があります。

そういえば、前にも大学の通信教育について少し書きましたけど・・・この春から通信教育を始めようかと興味を持っている人もいると思うので、改めて書いてみます。

もちろん、高校を卒業したばかりで、入試に失敗した人やお金が無いためバイトしながら通信教育を受けている人もいるのですが・・・人数的に多いのは、私なんかと同様に社会人で、もう一度勉強してみたいという人が多かったと思います。

それも、20代ぐらいの若い女性と私らのような中高年男性が多くて、若い男性と中高年の女性は少なかったような気がします。
おそらく、若い男性は仕事や遊びに熱中する時期だからだと思うのですが・・・その点、今の会社では若い女性が仕事に熱中できない事が多いので、スキルアップのために通信教育を受けるのだと思います。

また、中高年の男性は、退職したり仕事がひと段落して余裕ができたので、自分の人生を振り返ってもう一度勉強したいと思うのではないでしょうか?
その点、中高年の女性は未だ家事を続けなければならないし、いまさら勉強して何になるの?と現実的に考えてしまうのではないでしょうか?

実際問題、通信教育で卒業するのはなかなか難しいので、安易にチャレンジしない方が良いと思います。
最近は、卒業率は上がったようですが、以前は1~2割程度と言われていました。

特に、最初のうちはレポートの書き方が判らず、何度も不合格で返送されてきて挫折しがちです。
諦めずに何度も書いていると、やがて書き方が判ってきて、合格するようになるのですが・・・その前に、投げ出してしまう人が多いようです。
そんなわけで、4年(学士編入なら2年)で卒業しようなどとと思っていると、時間的に厳しいので挫折する可能性が高いです。

私は、あまりにもレポートが不合格で返ってくるので、途中で、勉強するためにやっているだから、別に卒業できなくてもいいや、と考え方を変えて、気長に取り組んでいたら、いつのまにか卒業に必要な単位が溜まっていました。

あと、スクーリングはなるべく受けた方が良いです。
やはり、教科書を読んだだけでは判りにくい事も、教授の話だとすんなり理解できます。
また、試験範囲もスクーリングで扱った内容に限られるので、通信教育だけだと試験範囲が教科書全体なのに比べると、はるかに合格しやすくなります。

ということで、諦めないで気長に取り組む事とスクーリングをなるべく受ければ、卒業する事はできると思います。

・・・というコツもつかんだし、レポートの書き方も習得できたので、現在は介護で忙しいのですが、機会があれば、他の学部の通信教育も受けてみたいなぁと、ひそかに思っています。