モット・ザ・フープルのギタリスト

昨日、モット・ザ・フープルのドラマーだったデイル・グリフィンが亡くなったという事を書きましたが・・・今日も、これといって書くことが思い浮かばないので、引き続きモット・ザ・フープルの話です。
デイル・グリフィンは、結成時から一貫してメンバーだったのですが、ギタリストは3回変わっています。

最初のギタリストはミック・ラルフスでしたが・・・デビッド・ボウイが提供した「すべての若き野郎ども」の大ヒットによりスターダムにのし上がった直後に、バンドを離れてしまいます。
そして、元フリーのポール・ロジャース(Vo)、サイモン・カーク(Ds)と元キングクリムゾンのボズ・バレル(B)と共に、バッドカンパニーを結成し、世界的な人気バンドとなりました。

そういえば、昔、グレコエレキギターにMRというシリーズがあり、これがミック・ラルフスのシグネーチャー・モデルでした。
おそらく、日本製ギターの海外一流ミュージシャンのシグネーチャー・モデルとしては、草分け的モデルだったと思います。

モット・ザ・フープルで、後釜に入ったのが、元スプーキー・トゥースのギタリストのルーサー・グロヴナーですが・・・契約の問題があったとかで、モット・ザ・フープルではアリエル・ベンダーという変名で活動しています。
粗削りですが、おそらく、一番、モット・ザ・フープルらしいギタリストだったのではないでしょうか?

ちなみに、スプーキー・トゥースも、日本ではあまり有名ではありませんが、なかなか興味深いバンドなので、そのうち紹介したいと思っています。

そして、3人目が、先日も紹介した、デビッド・ボウイのバックバンドだったスパイダーズ・フロム・マーズのギタリストだった、ミック・ロンソンです。
もっとも、ミック・ロンソンは、グレイテスト・ヒッツに収録されている「Saturday Gig」ぐらいしか参加していなくて、その後は、ヴォーカルのイアン・ハンターと共に、モット・ザ・フープルを離れ、二人で活動するようになります。

・・・といった感じで、モット・ザ・フープル時代の3人のギタリストは、いずれも興味深いミュージシャンだったと思います。

その後、モット・ザ・フープルの残ったメンバーは、モットとバンド名を変え、ナイジェル・ベンジャミンというヴォーカルとレイ・メジャーというギタリストをメンバーに迎え活動しますが、人気が出ることはありませんでした。

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デビュー盤の「イッツ・オール・アバウト」が、後に改名されたもの

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「双子座伝説」 イアン・ハンター
モット・ザ・フープルから独立して作ったソロ・アルバム
ミック・ロンソンが全面的に参加していて、後のハンター・ロンソン・バンドとなる