モット・ザ・フープル

昨日は、デビッド・ボウイと関わったギタリストについて書きました。
色々と、強力なギタリストがいましたが・・・一番、相性が良かったのは、ジギー・スターダスト時代のバックバンドであるスパイダーズ・フロム・マーズのミック・ロンソンではないでしょうか?

その後、ミック・ロンソンが一時期在籍したのが、後にコンビを組むようになるイアン・ハンターが率いていたモット・ザ・フープルです。
もっとも、ミック・ロンソンが参加したレコードは、グレーテスト・ヒッツに収録されているSaturday Gigという曲ぐらいですが・・・・なかなか良い曲なので、もっと音源を残して欲しかった気がします。

そもそも、モット・ザ・フープルは英国の中堅バンドだったのですが・・・今一つメジャーになれませんでした。
そして、解散の危機に陥っていたときに発表した「All the Young Dudes」(邦題:すべての若き野郎ども)という曲が起死回生の大ヒットととなり、一躍スターダムに上り詰めたのです。
そして、この「All the Young Dudes」という曲を提供したのが、以前からモット・ザ・フープルのファンであり、解散になることを惜しんだデビッド・ボウイだったのです。

私がモット・ザ・フープルの存在を知ったのは、デビッド・ボウイのアルバム「ZIGGY STARDUST THE MOTION PICTURES」に収録されていた「All the Young Dudes」を聴いたのがきっかけでした。
もっとも、当時は、モット・ザ・フープルのアルバムは「ロックンロール黄金時代」の一枚以外の日本盤はすでに廃盤となっていたので、残りは輸入盤で入手するしかありませんでした。

そんなわけで、モット・ザ・フープルは、当時の私のお気に入りのバンドだったのですが・・・グラムロックの時代は既に過去になっていたこともあり、彼らのコスチュームの印象もあって、友達からは「あのコミック・バンド、まだ聴いているの?」なんて言われていました。
確かにギミックを使った曲もありますが・・・良く聴けば、良質なロックンロールだったのですけどね。

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「All the Young Dudes」 モット・ザ・フープル

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「Greatest Hits」 モット・ザ・フープル

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「ロックン・ロール黄金時代」 モット・ザ・フープル CBSソニー