ジョージ・ルーカス

昨日は、スターウォーズ等の特撮で有名なILM(インダストリアル・ライト・アンド・マジック)の事を書きました。
そうしたら、今日になって、「スターウォーズ エピソード7」の北米興行収入が、公開後20日間で、アバターの全期間の興行収入を抜いて最高を記録した、というニュースがありました。

ちょっとした驚きですね。
確かに良い出来の作品だとは思いますが・・・個人的には、そこまで凄い作品とは思えませんでした。
むしろ、これまでのスターウォーズ・シリーズが培ってきた世界の影響が大きいのかもしれません。

そんな中、ふとネットの記事を見たら、ジョージ・ルーカススターウォーズを奴隷商人に売ったと発言していた、という記事が目に入ってきました。
もっとも、一週間後になって、ジョージ・ルーカスはこの発言について、ディズニーに謝罪したそうです。

この記事を読んで、「スターウォーズ エピソード7」が見て、なんか今一つに感じた理由が判った気がします。
つまり、ジョージ・ルーカス自身、新しいスターウォーズを作る気があったが、既に70歳近くになり、自分を超えて引き継がれるべき作品だと思っていたそうです。
そこで、これまで関係の深かったディズニーにルーカス・フィルムを売却したのですが・・・エピソード5やエピソード6の時、監督を他の人に任せたように、総指揮の形で作品に関わるつもりだったそうです。
ところが、ディズニーの目指す娯楽至上主義の映画と合わず、干渉が多かったので断念して身を引いたとか・・・
脚本もジョージ・ルーカスのものはダメ出しをくらったそうです。

ちなみに、ジョージ・ルーカススター・ウォーズ・シリーズで、常に新しい設定、新しい技術というものに取り組んできたのですが・・・エピソード7については、レトロ映画(懐古映画)と感じているそうです。

みなさんご存知だと思いますが、スターウォーズ・シリーズはもともと全9作品のアイデアだったのですが、諸事情で第6作で打ち止めとなっていました。
ディズニーはエピソード7を含めて3作品作る予定だというので、てっきり当初予定の残り3作品だと思っていたのですが・・・全然、違うようです。
あたらしく脚本を作るのだったら、3作品に限る必要性は無い事を考えると、ディズニーは、観客に当初予定の残り3作品と勘違いさせたかったように思えます。

こうなると、当初予定の残り3作品が一体どんなだったのか気になりますね。
ジョージ・ルーカススターウォーズ・シリーズの本質はスペース・オペラではなくて、家族ドラマ(ソープ・オペラ)だと言っているので、もっと人間を中心に描いたのではないでしょうか?