クマのプーさん

昨日は、後にディズニーに対して謝罪しましたが、ジョージ・ルーカスが「スターウォーズを奴隷商人に売った」と、発言した事を書きました。
ディズニーは、脚本をボツにした上に、さまざまな干渉をして、ジョージルーカスが製作に関わることを断念させたそうです。
その結果、娯楽性に特化して、興行成績を更新する作品になったという事で、良くも悪くもエピソード7はディズニーのスターウォーズと言えるでしょう。

ディズニーといえば、ディズニー・アニメのクマのプーさんが中国の習近平国家主席に似ていると揶揄される事に対して、中国当局がネット上のクマのプーさんを検閲規制している、というニュースがありました。

私の子供の頃は、クマのプーさんと言えば、A.A.ミルンが書いた童話しかなかったので、そのイメージといえばシェパードさん(E.H.シェパード)による挿絵でしたが・・・その後の世代の方は、絵本やビデオ、キャラクター・グッズ等に先に接することから、ディズニー・アニメの赤いTシャツを着たプーさんを思い浮かべるようです。

ちなみに、ディズニーと言えば、ミッキー・マウスドナルド・ダックのようなウォルト・ディズニーが作り出したキャラクターが始まりでしたが、その後は、名作童話などの権利を取得して、さまざまなキャラクター商売をするようになります。
(これが、ジョージ・ルーカスが言った奴隷商人という意味?)

そして、ディズニーのクマのプーさんといえば、A.A.ミルンの原作と雰囲気が似てないという批判がありますが・・・今では、ミッキー・マウスと並ぶほどの人気の稼ぎ手であるキャラクターとなっています。
そういえば、、クマのプーさんの主人公であるクリストファー・ロビン本人は、ディズニー・アニメのアメリカ訛りの英語をイギリス訛りに差し替える運動に、賛同していたそうです。

きっと、シンデレラや白雪姫などと同様に、クマのプーさんもオリジナルの童話とは別物の、ディズニーのクマのプーさんというように分けて考えれば良いのでしょうね。
そして、スターウォーズも・・・

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クマのプーさんと魔法の森」 C.ミルン著 石井桃子訳 岩波書店
A.A.ミルンの息子のクリストファー・ロビン・ミルンの自伝