慰安婦問題

日韓外相会談にて、従軍慰安婦問題の交渉が合意したそうで、良かったと思います。
アメリカの意向が大きく反映されていると言われていますが・・・やはり、中国の脅威というのが背景にあると思われます。

対日戦勝パレードに朴槿恵大統領が参加するなど、韓国は、中国よりの姿勢を示していたのですが・・・
岸田外相によれば、中韓共同で記憶遺産への登録を目指していた従軍慰安婦の資料について、韓国は取り下げるという事なので、梯子を外された中国はメンツを失った形になり、中韓の関係は悪化すると思われます。

報道によると「軍の関与の下に多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり、かかる観点から日本政府は責任を痛感している」と、強制性については微妙に避けた表現となっています。

以前も書きましたが・・・強制性という点が、韓国の従軍慰安婦問題の大きな意味を持っていると思います。

朝日新聞の訂正記事によって強制性が否定された時、強制であろうがなかろうが、従軍慰安婦の方が悲惨な思いをした事には変わりない、と言った人がいました。
もちろん、従軍慰安婦の方が大変な苦痛を味わった事には、同情します。
しかし、従軍慰安婦には、韓国人よりもずっと多くの日本人がいました。
それに、台湾、中国、東南アジア等の人もいたそうです。

もし、韓国の従軍慰安婦が強制でないとしたら、他の従軍慰安婦と変わらない立場だと思います。
その場合、韓国の元従軍慰安婦の方だけに、謝罪や補償を行うのは、不公平になるのではないでしょうか?