GALLIEN KRUEGERのアンプ

昨日は、Peterson P100Gというアンプを紹介しました。
コンパクトなトランジスタ・アンプでありながらウォームで高品質な音で、さらにサウンド・バリエーションも豊富な機種でした。

今日は、やはり1980年代中頃に注目を浴びていた、コンパクトなトランジスタ・アンプのGALLIEN KRUEGER 250MLを紹介します。
このアンプも、当時は多くのミュージシャンが使用していて、確かゲイリー・ムーアはレコーディングでも使っていたと思います。

ボディ・サイズはさらに小さく、丁度、ローランドのJC-20と同じぐらいですが・・・出力は50W×2となっています。
このため、音量を上げると、ボディが共振するのですが・・・内部スピーカーをOFFにすることができるので、外部スピーカーを接続して、アンプヘッドとして使用する事もできます。

JC-20と同様に2スピーカーで、コーラスを装備しているので、スペーシィなサウンドを作り出すことが可能です。
さらに、エコーやコンプレッサーも組み込まれているし、イコライザーも4チャンネルあるので、より多彩なサウンド・バリエーションを持っています。
もちろん、2チャンネルで、クリーン・サウンドディストーションサウンドをフット・スイッチで切り替えることができます。

こんな風に書くと、最近のエフェクター機能満載のFXアンプみたいですが、基本となるサウンドが、Peterson P100Gほどは高品質ではありませんが、やはり、ウォームで本格派のサウンドなので、玩具っぽさはありません。
どちらかというと、P100Gがフュージョン向きなのに対して、こちらはハードロック向けといった感がします。

とにかく、持ち運びの便利で、さらにサウンド・ヴァリエーションが豊富なので、使い勝手が非常に良いアンプだと思います。

イメージ 1
GALLIEN KRUEGER 250ML 1980年代中頃

イメージ 2
Roland JC-20 2000年代後半
JCシリーズの末っ子で、JC-120直系のサウンドがするのが嬉しいです