兵馬俑

先ほど放映された、NHKのシリーズ「アジア巨大遺跡」という番組を、興味深く視させていただきました。
今回は、「地下に眠る皇帝の野望 始皇帝陵に眠る秘密」というタイトルで、秦の始皇帝陵を取り上げていました。

なんでも、秦の始皇帝陵は単なるお墓ではなくて、皇帝が住む宮殿や二重の城壁など、当時の都を再現したものだったそうです。

そして、、始皇帝が即位した時から、始皇帝陵を作り始めたので、13歳で即位して、39歳で中国を統一し、50歳で亡くなるまでが記録されているそうです。

有名な兵馬俑以外にも、色々な抗に埋められている、文官等の像も見つかっており、官僚機構の様子が判るようです。
兵馬俑は、都を守る護衛兵に当たるそうですが・・・その軍団編成から、秦の戦い方が判るそうです。
ちなみに、兵馬俑は元々彩色されていたのですが・・・発掘して5分程度で空気に触れて色が落ちてしまったそうで、最近は色を定着させる技術が確立されたという話です。

で、後世の人が、始皇帝陵をみれば、どのようにして秦が中国を統一したのかが判るようになっているとか・・・

秦の始皇帝は、中国統一後の約10年間で、各地を巡行して征服した国の民衆をまとめる努力をしたり、文字や貨幣、そして度量衡などを統一したため、その後も、中国では統一国家ができやすくなっているようです。

それにしても、秦の始皇帝が中国を統一したのが、紀元前221年だという事を考えると、その時代にこれだけの事をしたというのは驚きですね。

そういえば、1974年に兵馬俑が発見されたときは驚きでした。
で、過去に、2回ほど兵馬俑展を見に行った事があります。
そんなわけで、現在、東京国立博物館で開催されている特別展「始皇帝と大兵馬俑」は、別に見に行かなくても良いかな?と思っていたのですが・・・興味が湧いてきました。

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我が家にあった兵馬俑の置物