これまでも、何度か書きましたが・・・私が会員となっている国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」の活動にアピール・ハガキというものがあります。
これは、政治を批判するなどして逮捕されたりした人、いわゆる「良心の囚人」の釈放を求めて、アムネスティ会員が、その政府や指導者宛にハガキを送るものです。
大抵、月に4件ほどの「良心の囚人」をアムネスティ本部が選び出して、全世界のアムネスティ会員が、その政府や指導者宛に、一斉にハガキを送るので・・・・その政府にしたら、いきなり数百万通ものハガキが届くので、無視することができず、「良心の囚人」を釈放したり、待遇の改善をしたり、といった事が期待できます。
といっても、ニュースレターという会報に付いてくる宛名等が印刷されたハガキに、サインをして切手を貼って投函するだけなのですけど・・・・
で、返事が返ってきたのは2回だけあります。
おそらく、役人が代筆したのだと思いますけど・・・両方ともその国の指導者からで、内容はどちらも言い訳のような事が書かれていました。
ちなみに、アムネスティ会員自身が不当な取り扱いを受けないように、自分の住んでいる国の政府には、アピール・ハガキを送る事はありません。
以前も書きましたけど、このアピール・ハガキは国際郵便なので、郵便料金が70円かかるのですが・・・70円切手が廃止されてしまったので、困っていました。
記念切手で70円切手が出ていたので、ある程度買い占めていたのですけど・・・使い切ってしまったら、何枚かの切手を組み合わせて、貼るしかないと覚悟していました。
ところが、昨日届いたニュースレターに付いていたハガキは、宛先がアムネスティの日本本部となっていて52円切手を貼るようになっていたのです。
おそらく、70円切手が無くなって困った会員からの要望が多かったので、直接海外へ送らずに、一旦、日本本部で集めてから海外に送るようにしたものだと思います。
未だ残っている70円切手をどうしようかと、思わず悩んでしまったのですが・・・もちろん、多くの会員にとっては良い対処方法だと思います。
それにしても、国際郵便ハガキがの料金が70円と決まっているのに、その切手を廃止するという、日本郵政の神経には、理解に苦しみます。