アピール・ハガキ

これまでも、何度か書きましたが・・・私が会員となっている国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」の活動にアピール・ハガキというものがあります。

これは、政治を批判するなどして逮捕されたりした人、いわゆる「良心の囚人」の釈放を求めて、アムネスティ会員が、その政府や指導者宛にハガキを送るものです。

大抵、月に4件ほどの「良心の囚人」をアムネスティ本部が選び出して、全世界のアムネスティ会員が、その政府や指導者宛に、一斉にハガキを送るので・・・・その政府にしたら、いきなり数百万通ものハガキが届くので、無視することができず、「良心の囚人」を釈放したり、待遇の改善をしたり、といった事が期待できます。

かれこれ20年ぐらい、このアピール・ハガキを出しているので、過去にはアメリカ大統領とか中国の国家主席等の有名な人宛にハガキを送ったことがあります。
といっても、ニュースレターという会報に付いてくる宛名等が印刷されたハガキに、サインをして切手を貼って投函するだけなのですけど・・・・
で、返事が返ってきたのは2回だけあります。
おそらく、役人が代筆したのだと思いますけど・・・両方ともその国の指導者からで、内容はどちらも言い訳のような事が書かれていました。

ちなみに、アムネスティ会員自身が不当な取り扱いを受けないように、自分の住んでいる国の政府には、アピール・ハガキを送る事はありません。

以前も書きましたけど、このアピール・ハガキは国際郵便なので、郵便料金が70円かかるのですが・・・70円切手が廃止されてしまったので、困っていました。

記念切手で70円切手が出ていたので、ある程度買い占めていたのですけど・・・使い切ってしまったら、何枚かの切手を組み合わせて、貼るしかないと覚悟していました。

ところが、昨日届いたニュースレターに付いていたハガキは、宛先がアムネスティの日本本部となっていて52円切手を貼るようになっていたのです。
おそらく、70円切手が無くなって困った会員からの要望が多かったので、直接海外へ送らずに、一旦、日本本部で集めてから海外に送るようにしたものだと思います。

未だ残っている70円切手をどうしようかと、思わず悩んでしまったのですが・・・もちろん、多くの会員にとっては良い対処方法だと思います。

それにしても、国際郵便ハガキがの料金が70円と決まっているのに、その切手を廃止するという、日本郵政の神経には、理解に苦しみます。