モネ展

東京都美術館で開催されている「モネ展」を見てきました。
なんでも、会期は12月13日までなのですが・・・・今回の目玉である、印象派とういう言葉の元になった「印象、日の出」は、明日(18日)までの展示だそうです。

やはり人気があるようで、凄く混んでいました。
やっとチケットを購入したと思ったら、そこから1時間並んで入場・・・さらに「印象、日の出」を見るときも並んで・・・という感じで・・・図録を買おうと思ったのですけど、会計の前にも長蛇の列だったので諦めました。

「印象、日の出」は、やはり良かったです。
展示の仕方、特に照明が良くて、雰囲気がでていましたが・・・・近くで見るよりも、遠くから見た方が良かったです。

興味深かったのは、晩年の目を悪くしてからの作品で、ほとんど抽象画のようで面白かったです。
特に、キャンバス地がむき出しの部分も多いのが、個人的には良い感じです。

セザンヌにも、キャンバス地がむき出しの作品が多くて、製作途中とか言われていますけど・・・私には、完成作品のように思えます。
画家がアピールしたい部分だけ塗って、他の部分は、わざとキャンバス地むき出しのままにしたのではないでしょうか?

アピールしたい部分だけ詳細に描いて、他の部分は大雑把に描くという事は、多くの画家に見られる手法ですが・・それを、一歩進めたような気がします。

まあ、未完成の作品だったとしても良いのですが・・・
よく、下書きとかの方が、隅々まできっちり描かれた完成品より、画家が何を描きたかったのかストレートに伝わってきて、良い場合があります。

もちろん、これは技量を持った一流画家だから言えるのであって、私がキャンバス地むき出しの作品を作ったら、製作途中で何だか判らないと言われるだけでしょうけど。。。。

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