スラブボード指板+アッシュ・ボディ

昨日は、1982年製のスミス・ストラトを紹介しました。
スミス・ストラトは2本所有していましたが、ボディが軽い方は手放してしまいました。

これまで、このブログを読んでくださっている方は、お気づきだと思いますが・・・
どうも、ストラトキャスターでは、音の輪郭がはっきりしている物が好みです。

別に、アッシュ材とかアルダー材とかにそんなにこだわりはないのですが・・・アルダー材の中には、木が柔らかいため、音が太いけど輪郭がぼやけている物があるので、そういうのは好きではないです。

一番好きな1955年製のストラトキャスターは、硬いアッシュ材が乾燥して軽くなったような感じだから、音の輪郭がクリアーで良いのだと思います。

というか、ストラトキャスターにかぎらず、良いヴィンテージ・ギターは音が太いくせに輪郭がはっきりしている傾向があるような気がします。

そういえば、有名なギブソンのPAFというピックアップも、音が太くて輪郭がはっきりしている特徴があります。
このため、ディストーションをきかせても、音がつぶれてしまうことなく、各弦の音ががはっきり判ります。

そういうわけで、ストラトキャスターでは、音が太いスラブボード指板と音の輪郭がはっきりしているアッシュ・ボディの組み合わせに興味がありました。

でも、オールドではこの組み合わせは、1959年~1962年製のブロンド・フィニッシュしか無く、当然ながら物凄く高価なので手が出ません。

そんなとき目についてのが、中古で安く売っていたカスタム・ショップ製のブロンド・フィニッシュの62年りイシューです。
マスター・グレード・シリーズより前のカスタムショップ初期の物なのでオールドの再現度は今ひとつ・・・というか、通常のヴィンテージ・シリーズの62年モデルとそんなに変わりません。

しかし、さすがにカスタムショップという感じで、今からみるとかなり良い木材を使っているため、スラブ・ボード指板とアッシュ・ボディの組み合わせが実感する事ができるギターでした。

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フェンダー カスタムショップ 62年りイシュー 1991年製