ストラトキャスターというとスモールヘッドの方が人気が高いのですが・・・私の場合、エレキギターに興味を持った頃には、既にフェンダーのストラトキャスターはラージヘッドだったし、ジミ・ヘンドリックスとかリッチー・ブラックモアのように、ラージヘッドを愛用しているギタリストも多くいました。
それが、1980年代になると、The STRATOモデルを皮切りに、スモールヘッドが採用されるようになり、1982年にはラージヘッドが作られなくなりました。
そんな中、イングヴェイ・マルムスティーンの活躍によって、日本ではラージヘッドの人気が再燃したのです。
実は、上記の1974年製のストラトキャスターも、その時期に下取りに出したのですが、そこそこ良い査定額だった記憶があります。
店員は、正体不明のストラトキャスターで、ひょっとしたら複数のモデルを組み合わせたものかもしれないと言っていて、かなり安く購入することができました。
あとから調べてみたのですが・・・このモデルについては、ほとんど記録が残っていないようで、あのように店員が言ったのも無理はない気がします。
このモデル、基本的にはヴィンテージ・ストラトのボディとアッセンブリーにアニバーサリー・ストラトのネックを組み合わせたような感じで、ブレット・トラスロッドや3点止めネックプレートは既に在庫が無かったようで、通常のトラスロッドで4点止めとなっています。