ひょっとしたら、レフトオーバー・パーツとして残っていた物を流用したのかもしれません。
記念モデルとしては、かなりの数が作られたので、結構、目にすることが多いです。
通常のストラトキャスターとの違いは、ネックが4点止めになっていて、ネックプレートに記念モデルの刻印、低音弦側のホーンにもAnniversaryの文字、そしてがシュパーゼル製のペグ等です。
当初は、ホワイトフィニッシュでしたが、その後はシルバー・フィニッシュになり、ペグもテレキャスター・デラックス等と同じシャーラー製に、リアピックアップがX1という高出力タイプに変更となっています。
リッチー・ブラックモアが広告に登場したことや、わが国では値段が安かったことなどから、当時はかなり人気がありました。
なお、このモデルが成功したおかげで、この後、色々なバリエーションのストラトキャスターが登場してくることになります。
ちなみに、このモデルのシルバー・フィニッシュですが、トップコートのクリアーが黄色に変色しやすく、淡い金色になってしまうことが多いです。
変色していない物の方が、使用感が少なくて評価は高いのですが・・・楽器屋で使い込んで変色したものを見かけたら、なんとなく趣があって、気に入ってしまいました。
アニヴァーサリー・ストラトキャスター 1979年製
シルバーが変色して、緑がかった金色になっています。