ギブソン ES-335

先日、1967年製のギブソンES-345TDSVを紹介しました。
実は、同じ1967年製のギブソンES-335TDも持っています。

考えてみれば、以前紹介したギブソンセミアコのエピフォン・リビエラの6弦と12弦も1967年製でした。
別に、1967年という年に拘っている訳ではないのですが、何故か集まってきています。

以前、ギブソンのカラマズー工場末期に作られた変形ギター、フライングVエクスプローラ、ファイヤーバードの3台ともホワイト・フィニッシュでバインディング・ネックだった事を書きましたが・・・・意識していないのに、何故か似たものが集まってくることがあります。

・・・で、この1967年製のES-335は2~3年前に購入したのですが・・・何故、1961年製のES-335を持っているのに購入したのかというと、凄く安かったからです。

ある日、大手楽器屋チェーンの一店舗を覗いたところ、なんとなく、このギターに呼ばれたような気がしました。
1970年代前半製と表示されていて、ペグの交換やストップテールピース改造のため、安くなっていました。
でも、よく見ると、オレンジ・ラベルでオープンOロゴ・・・えっ、と思って、店員に頼んで手にとって見せてもらったところ、1ピース・ネックでボリュート無し、シリアルにはMADE IN U.S.A.の刻印が無いので、明らかに1960年代後半の物です。

さらに、フィニッシュはラリー・カールトンで有名なアイスティー・バースト・・・というか、ストップ・テールピースやペグ交換もラリー・カールトン仕様を意識した感じです。

凄い掘り出し物だ・・・と思ったのですが、さすがに相場にしたら半額ぐらいなので、店員に「これ、70年代前半じゃなくて、60年代の物だけど、この値段でいの?」と訊いてみました。
店員は、「そう言われてみれば・・・」と、しばらく何かを調べていたようですが・・・「査定担当が、それで仕入れたので、その値段でいいです。」とのこと。

結局、格安でラリー・カールトンのギターとほぼ同じ年代、ほぼ同じ仕様のES-335を手に入れる事ができたのです。

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ギブソン ES-335TD 1967年製