新三本の矢

シルバー・ウィーク明けで、久しぶりのお仕事のため、なんか調子がでません。
そういえば、連休の前は、未だ安全保障関連法案が可決しておらず、騒わがしかったたような気がします。

日本人特有の熱し易く冷め易いという性格からか、すっかり世間は落ち着いてしまったようで・・・ラグビー・ワールドカップなんかの方が話題になっていました。

同僚なんかも、安全保障関連法案の話をすると、しょうがないよ、どうせ自分たちのような年寄りは戦争に行くことはないから関係ない、と言っていました。

自分が行かないから良い、という考えは、ちょっぴり残念ですね。
若い人が戦争に行くのは、かまわないのでしょうか?
意外と法案に賛成した議員の先生も、そんな意識なのかもしれません。

何度も書いていますけど、これまでは憲法解釈の枠内での自衛隊活動範囲の拡大だったのが・・・一内閣によって、集団的自衛権は行使できないという、従来の憲法解釈を180度変える事ができるという前例を作ってしまいました。

だから、同じように基本的人権等についても、従来の憲法解釈を180度変えられる可能性も出てきたのです。
先程の同僚に、その点を指摘して、高齢者の健康で文化的な最低限度の生活を営む権利なんかも見直される可能性があることを言ったら、驚いていました。

本日、アベノミクスの第二ステージである、新三本の矢が発表されました。
どうも具体性に欠けて、安全保養関連法案の強引な可決で下がった支持率回復のため、という感じが否めません。
高齢化社会による社会保障費の増加に対して、「生涯現役社会」の構築を目指し、高齢者の活躍推進を強化すると言っていますが、逆に高齢者の社会保障費を削減すると言っているような気がしたのは私だけでしょうか。