二科100年展

先ほど、ニュースで天皇・皇后両陛下が東京都美術館で開催されている「伝説の宇ぴ画家たち 二科100年展」をご覧になられたと報道していました。
先日、私もこの展覧会を見に行ってきました。

さすがは二科会で、「伝説の洋画家たち」というだけあって、有名な画家の作品が多いの驚きました。
でも、以前見た事がある作品も多かったので、図録とかは購入していません。
それで、ブログにも書かないでいたのですけど・・・ニュースを見て、やっぱり書いておこうという気になりました。

余談ですが、私が高校時代の美術の教師は、二科会の所属でした。
当時は、へぇ、そうなんだ。ぐらいにしか思っていませんでしたけど、もっとよく教えを受けておけば良かった、と思っています。

二科会は、官展である「文展」に対抗して結成されたという経緯があるせいか、意欲的な作品が多いのが特徴ですね。
もっとも、展示されている作品を見ると、戦前のものは、海外の影響をもろに受けたものが多い気がしました。

面白かったのは、渡欧している画家の作品を見ると、渡欧前の作品、あるいは渡欧していない画家の作品と比べると色が鮮やかになっているように感じたこと。
そうすると、日本本来の色というのは、鮮やかでない落ち着いた色なのかもしれない、と思いました。

もっとも、戦後の作品には、そんなような違いは見られなかったので、現在の日本の色は鮮やかなのかもしれませんね。
もちろん、戦前の日本の風景にも鮮やかな色はあったはずなのですけど・・・画家の作品には、その時代の雰囲気が表れていたのでしょうか?

展示している作品には戦時中の物もあったり・・・1944年に解散して、戦後再建されたり・・・
このような時代的な流れについて、両陛下はどうのように感じたのでしょうか?

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「伝説の洋画家たち 二科100年展」のチケット

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「伝説の洋画家たち 二科100年展」の作品一覧

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「伝説の洋画家たち 二科100年展」のチラシ