エリック・カール展

昨日は、メンタルヘルス・マネジメント検定試験を受けてみて、自分がストレスを溜め込んでいた事に気づいた事を書きました。
そんなわけで、今日は、ストレス解消もかねて美術館へでも行こうと思い立ちました。

で、どんな展覧会をやっているのか、調べてみたのですが・・・連休という事もあり、めぼしいところはどこも混雑していそう感じです。
その時、目に留まったのが、世田谷美術館で開催されている「エリック・カール展」・・・名前を知らなかったのですが「はらぺこあおむし」等の絵本の作者だそうで・・・難解な画家よりは、ストレス解消にも良さそう。

みどりの日という事もあり、散歩がてらに世田谷美術館のある砧公園まで歩いて行きました。
天気も良かったし、新緑の季節で砧公園は、なかなか良い感じ・・・連休という事もあり、家族連れが沢山遊びに来ていました。

で、エリック・カール展ですが・・・思ったほど、空いてはいませんでした。
何故かというと・・・子供連れが沢山いたのです・・・考えてみれば、明日は子供の日なので、絵本作家の展覧会が混んでいるのは当然ですね。

声をひそめる人なんかいないし・・・あちらこちら動き回って、白線を超えて絵に近づいて、ガラスに触るし・・・いつもの展覧会とは、まるっきり違った雰囲気でした。
そんなに来場者は多いという訳ではありませんが・・・絵を見て行くスピードが遅いので、並んで待つのに疲れてしまいました。
結構、痺れを切らして、列から離れ、作品を飛ばして見て行く大人の人も多かったです。

私も飛ばして見て行こうかと思ったのですが・・・子供たちが眼を輝かせて、作品を見ているので・・・何がそんなに子供にアピールするのだろうと思い・・・じっくり見る事にしました。
実は、母が施設に入っている事もあり、急いで帰る必要もないので、時間に余裕があるのです。

エリック・カールの作品は、その鮮やかな色彩が素晴らしく・・・基本的には、アクリル絵具で描いた紙をコラージュして作っています。
初期の作品では市販のカラー紙をコラージュしていたり、下書きは水彩絵の具で描いていますが・・・出来栄えは今一つ・・・上記の方法がいかに効果的なのか判ります。

動物など、本来の色とは違う色で描かれている事も多く・・・私なんかは、違和感を感じるのですが・・・子供たちは気にしていないようで、しっかり何の動物か理解しているみたい・・・形状が動物の本質をしっかり表しているのでしょう・・・大人は、先入観があるから、素直に心で感じられないみたいです。

最初は、作品を見るスピードが遅いので、少し不満に思っていましたが・・・子供たちの影響で、いつしか作品の世界に入り込んで楽しんでいて・・・結構、ストレス解消になりました。

代表作「はらぺこあおむし」の別案原画なども展示してあり、内容も充実していましたので、興味がある人にはお勧めです。

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エリック・カール展」 チラシ、作品リスト、チケット

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砧公園の様子
みどりの日に相応しく、新緑が綺麗

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木陰でくつろぐ家族連れが多いです