ペットの高齢化

今日は子供の日で、各地で様々なイベントが行われていますが・・・低年齢の子供が減少傾向だそうです。
これから、さらに高齢化社会になると、子供の日のイベントも減ってしまうのでしょうか?

そういえば、使わなくなった鯉のぼりを集めて、谷間に張ったロープなどに揚げる風景もよく見かけます。
従来、団地やマンションなど、鯉のぼりを飾れない家が増えたため、と言われていましたが・・・そもそも子供がいない家庭が増えたのも要因なのではないでしょうか?

使わなくなった鯉のぼりで、連想したのですが・・・今朝、NHKテレビで言っていたのですけど・・・保健所でペットの引き取りが減少したため、NPOによる引き取りが大変だそうです。

なんでも、高齢者が施設入所などで、ペットを飼えなくなって、手放すケースが多いそうです。
そういえば、母が入所している老人保健施設でも、ペットの写真を飾っている人がいました。

問題なのは、そのペットも歳をとっている場合が多く・・・里親を探しても、引き取り手が現れないらしいです。

また、高齢者によっては、猫の去勢などの処置をせずにいるため、増えすぎて手に負えなくなるケースもあるとか・・・無責任に可愛がるのは、却ってペットの為にもならないそうです。

ペットの高齢化が進むのは、ペットフードの普及により栄養が良くなった事、予防薬など医療の進歩により感染症が激減した事などがあるそうです。

そういえば、私の子供の頃は、屋内で犬を飼うなんて事はなく、犬小屋が当たり前・・・エサは、味噌汁をぶっかけたご飯でした。
今にして思えば、犬も大変でしたね。

その結果、ここ30年で、犬の寿命は2倍になったそうで・・・人間なんかより、はるかに高齢化が進んでいます。
もちろん、人間同様に、高齢のペットは医療費等かかるので、飼い主の負担も大変だとか。
近頃、車椅子ではありませんが、車のついた台に乗せられて散歩している、恒例の犬も見かける事があります。

昔は、犬の散歩なんて、子供の仕事だったのですけど・・・子供が減ったせいか、年寄りが散歩させている光景の方が多いですね。
ペットは、子供の友達だったのに・・・いつしか、寂しい年寄りの友達という存在になってしまったのかもしれません。

人間の方が寿命が長いので、子供なら、ペットの寿命がくるまで面倒みれますけど・・・高齢者だと、そうはいかない点が問題ですね。


イメージ 1
石神井川の鯉のぼり

イメージ 2
谷津大観音と鯉のぼり