カラマズー オリオール

昨日は、アディロンダック・スプルースを使ったギブソンのL-00を7紹介しました。
そのL-007は酷使したためボロボロとなってしまいました。

で、もう一本買おうと思ったのですけど、L-00の評価が上がっていて高価となっていました。
そこで目をつけたのが、ギブソンの廉価ブランドのカラマズー製の物です。

以前、マーチンのウクレレの時も書きましたが、OEMで製造したものや廉価版のブランドで製作したものは、同じ工場で製造された物ながら、かなり安い価格で手に入ります。
もちろん、廉価版ブランドの場合は、本来のブランド名の物よりは劣る面もありますが・・・
同じ工場で、同じ職人たちが作った物のため、本来のブランドの現在の製品よりは良い物が多いです。

違っている点ですが、カラマズー版のL-00であるKG-14は、ギブソンのL-00と比べると、Xブレイシングでなくラダー・ブレイシングになっている点と、アジャスタブル・トラスロッドがない点があげられます。
トップがアディロンダック・スプルースで、サイド&バックがホンジュラスマホガニーであるのは同じです。

さらに調べてみると、KG-14には上位機種のLGN-12というものがあり、こちらはナチュラル・フィニッシュで、サイド&バックがフレイム・メイプルになっています。
上位機種といっても、その時の相場では、両者はほとんど同じで15万円以下でした。

で、両方とも、弾いてみましたが・・・
KG-14はブレイシングが違うので、戦後のLG-2とLG-1の違いのような部分はありますが、L-00と似た感じでした。
一方のKGN-12は、サイド&バック材が違うので、やはり違った感じですが良い音でした。
そして、両者とも今のギターには無いものを感じました。

L-00はボロボロとなっていても、未だ使える事もあるので、結局KGN-12を選びました。
ヘッドに鳥のマークがあってOrioleと書かれている点も気に入りました。

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Kalamazoo KGN-12 Oriole トップ
ナチュラル・フィニッシュなので、アディロンダック・スプルースの木目が良く判ります。

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Kalamazoo KGN-12 Oriole バック
こちらも、今となっては希少なフレイム入りのハードメイプル

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Kalamazoo KGN-12 Oriole ヘッド
鳥のマークがカッコイイ?