エルテ

昨日は、ネパールの画家ランジトの絵を紹介しました。
今日も、我が家の壁に掛っている絵を紹介します。

昨日のランジトという画家はあまり有名では無いみたいなので・・・今日は、少し有名なエルテという画家の水彩画です。
もちろん、超有名な画家の作品なんて買える訳がありません、有名といっても知っている人は知っているという程度です。
アール・デコ期の代表的な画家なのですが、その独特な雰囲気からコアなファンも結構いるようです。
私も、以前、アール・デコやアール・ヌーヴォーに興味があった時に影響を受けて、この絵を購入しました。

エルテは、ファッション雑誌の表紙なども描いていたように、その装飾的な美しさが特徴です。
そのため、ファッショナブルな女性を描いた作品の人気が高いのです。

もちろん、高価な絵は買えませんので、我が家の絵は、女性らしき人物が小さく描かれているだけです。

ちなみにタイトルは「Zodiac」といいます。
エルテの有名な版画のシリーズに、「Zodiac」という12星座を描いた物がありますが、それと関係があるのかは判りません。

エルテらしい幾何学的な様式美と細かなところまで緻密に描かれているところが素晴らしいです。

わたしなんか、絵を描くときは勢いで細かいところなんか手を抜いてしまいがちなので、このように計算つくされた構図と手を抜かない姿勢は、とても参考になります。

「エルテ　幻想の世界を生きたアール・デコの寵児」　監修・著者　永瀧達治　六耀社

「エルテ　THE COMPLETE GRAPHIC WORKS」 講談社