ロバート・ハインデル

本題と関係ありませんが、ニュースでベルギーの空港と地下鉄でテロについてさかんに話しています。
もちろん、痛ましい事で、テロは無くなって欲しいのですが・・・なんで、トルコのテロと報道の扱い方がこうも違うのでしょうか?気になります。

昨日は、かつて一時期夢中になった画家のJ・トレンツ・リャドについて書きました。
その中で、神がかり的に見せかけているように思える、と述べましたけど・・・・誤解させそうな書き方だったように思えます。
もちろん、J・トレンツ・リャドは才能豊かな画家である事には、間違いありません。
私も絵を描きますが、自分ながら才能が無いなぁ・・・と、思っていて、彼の様に才能に溢れた画家が羨ましいです。

当時は、J・トレンツ・リャドの版画の展示会とか、あちらこちらで行われていたのですが・・・
そのしばらく後になって、同じような商業ベースで版画の展示会とかが行われていた、ロバート・ハインデルという画家にも一時期夢中になりました。

「現代のドガ」といわれるように、バレエ・ダンサーとかの踊り子の絵で有名な画家でした。
J・トレンツ・リャドと同様に大胆な描き方なのですが・・・今にも動き出しそうなほど踊りの雰囲気を良くとらえていて、さらに、描かれた踊り子が誰だか判ると言われるように、モデルの特徴も良くとらえています。

そういえば、ロバート・ハインデルは、作風を変えた時期があって・・・ダンサーを描かずに、舞台の床に描かれた踊りの位置を示すライン等の印(フロアマークス)を描いて、踊りの雰囲気とか踊り子の存在感を出そうとした事があります。
しかし、それは、見方によっては抽象画っぽく、世間には受け入れられてもらえませんでした。
結局、世間の期待に応えるように、彼は再び踊り子を描くようになります。

私のようなアマチュアだと、描きたいものを好きなように描けば良いのですが・・・才能があるプロの画家で、独自の作風で有名になってしまうと、なかなか作風を変えることは難しいのかもしれませんね。

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ロバート・ハインデルの画集やチラシなど