男の顔

駅のそばで、とぼとぼ歩いている人がいました。
追い抜きがてらにふと見たら、なんと同級生でした。

「おはよう、久しぶり」
急いでいたので挨拶だけして通り過ぎたのですが、実はもっと年をとっている人かと思ったの驚いてしまいました。
その後、用事を済ませてから家に帰ったのですが・・・
うがいをするときに思い出して、洗面所の鏡をよくみたら、自分もくたびれた顔をしていた。

そういえば、リンカーンは、40歳を過ぎた人間は、自分の顔に責任を持たなくてはならない、と言ったそうです。
やはり、普段笑っているとか、普段しかめっ面しているとか、顔に刻まれますよね。
もっと、活き活きとした顔になるように暮さないといけないと思いました。

年をとって味わいのある顔になる人もいますが、残念ながら、私の場合はそんなこともなく、それなりの顔ですかね。
男の顔は履歴書と言いますから、それなりの人生を送っていた証拠です。
自分の顔が嫌いなわけでもなく、誇りを持つほどでもなく・・・
正直に言うと、同年輩の平均よりは少しはマシと、思っているのですが、まぁ自惚れ以外の何物でもないでしょう。

で、統一地方選の第2ラウンドですが、最近はポスターの候補者の顔写真を修正するのが当たり前だとか・・・
なかには、別人の様になって、クレームがある場合もあるそうです。
もし、男の顔が履歴書なら、履歴を偽っているみたいな気がして、できれば自分の顔に誇りを持っている人に投票したいと思ってしまいます。

そういえば、何日か前に麹町を歩いていたら、小学生が騒いでいたので、なんだろうと見たら、ポスターの立候補者の写真が全裸でした。
そこまで自分をさらけ出すこともないと思うのですけど・・・