趣味にとどめておいた方が良い?

昨日は、かつては食べるための仕事だったのが、現在は、好きな仕事が職業選択の目的となったという事を書きました。
反面、かつては自分の仕事に誇りを持っている人が多かったのに、今は、少なくなってしまいました。

おそらく、本当に自分の好きな仕事に出会う人は少なくて・・・マスコミなどの影響で、好きな仕事だと勘違いして、仕事を選んでしまう人が多いのではないでしょうか?
今は、転職も当たり前になってきたので・・・これは、本当に自分の好きな仕事ではなかった、と思って誇りを持てなくなってしまうのでしょう。
一方、かつての様に、終身雇用であれば、自分が一生やる仕事だと思うと、その仕事に誇りを持つようになるのだと思います。

もちろん、本当に好きな仕事に巡り合うという幸運な人もいると思います。
そういう人は、好きこそものの上手なれ、といった感じで、多少の困難にも耐える事ができるのかもしれません。

そういえば、学生の頃、友達と映画研究会を作って、8ミリ映画を撮影したり・・・映像関係の仕事にも興味を持っていました。
結局、普通の企業に就職したのですが・・・ひょんなことから、社内テレビの制作をする部署に配属された事がありました。
映像制作会社の下積みだったら触る事もできないような、放送規格の機材を使って、映像を創ったり・・・やはり、プロのクリエーターが使うようなCGの機材で作品を創ったりすることができたのです。
最初の頃は、楽しかったのですが・・・しばらくすると、仕事なのですから要求された物をつくるだけ、似た物の繰り返しで、自分の好きな様に表現できない事にフラストレーションが溜まり、嫌になってしまいました。

最初から、食うための仕事だと割り切っていれば、問題ないのでしょうけど・・・あとちょっとというところで思う様にならなかったり、期待外れになったりすると辛いですね。

やはり、本気で好きだとか凄く才能があるなんていう場合を除いて、ちょっと好きなだけ、といった感じの場合だと・・・趣味にとどめておいた方が良さそうな気がします。