母の認知症で苦労したので、興味を持って視てしまいました。
一人暮らしの高齢者が自分が認知症になったときに、延命治療などで、どのように扱って欲しいかとか、財産の扱いをどうして欲しいかなどの意思表示を頼むサービスがあるそうです。
ビックリしたのは、認知症になってオムツ交換など介護の世話を受ける時のため、脱毛をする人もいるそうです。
もっとも、私の母の場合・・・事前に、自分に何かあったら財産関係の物は此処にしまってある、と伝えて貰っていたのですが・・・いざ、認知症になったあと、調べて見たら、何もありませんでした。
それどころか、印鑑類も普段置いてあった場所から無くなっていて、愕然としました。
ひょっとしたら泥棒が?と、思ったのですが・・・朱肉まで無くなっていたので、泥棒はそんなものまで盗らないだろうと、思い直しました。
結局、あちこち探したら、印鑑や朱肉は出てきましたが・・・一部の証券類は見つかっていません。
おそらく、認知症になると疑い深くなるようで・・・母が自分で隠したものだと思います。
つまり、認知症になると性格も変わるようで・・・その時点で、どんなことを望んでいるのか?は、発症前とは違っている可能性があるように思います。
そういえば、母は認知症の初期に、デイサービスを見学に行ったときは、そこで行われているお遊技を見て、あんな子供みたいなことしたくない、と言っていたのに・・・症状がすすんだら、よろこんでやっていました。
というわけで、認知症になる前に準備をしておいても、はたしてそれが良い結果になるのか?は判りません。
結局、今の自分の自己満足なのかもしれませんね。
介護で家族の迷惑かけたくないとか言っても・・・介護したい家族もいるだろうし・・・結局、迷惑だと判断するのは認知症患者では無く家族なのだから。