ゲーム依存症の問題

夕方、テレビを視ていたら、TBSの報道特集で「生活を破壊・・・ゲーム障害」という特集を放送していました。
かなり印象に残る内容だったのですが・・・ネット上では、番組の姿勢について賛否両論が起きているようです。

番組では、ゲーム障害になった少年が、「トイレに行くのも忘れてしまう・・・というか、水もほとんど飲まないので、トイレに行かなくなる・・・食べなくても、人間って結構生きられる」なんて言っていました。
心配した親が止めさせようとすると、暴力的になり物を壊したりするそうで・・・結局、皆で取り押さえて病院に連れて行ったとか・・・痩せて、体力的にも老人並みに弱っていたそうです。
また、ゲーム依存症になると、脳の理性的な判断をする部分が委縮してしまうという研究結果もあるそうです。
さらに、子供は未だ自制心が充分できないので・・・未成年者がゲーム依存症になりやすい、と言っていました。
こういった内容に対して、ゲームを悪者扱いにしているという批判があるようです。

確かに、依存症の一種であるゲーム障害なのですが・・・依存症には、薬物依存症とかアルコール依存症もあるし・・・それらでは、大人でも自制心が効かないですね。
単に、ゲームをやるのは未成年が多いというだけで・・・大人でも、ゲーム依存症になる人もいます。
依存症とまではいかないけど・・・私の同僚の若い奴でも、ゲームをやっていて寝てないとか、かなりお金をつぎ込んだ、なんて言っています。
番組では、日本以上にゲーム依存症が深刻な韓国についても取り上げていましたが・・・たしか、ゲーム依存症で死亡した男性は24歳でしたね。

そういえば、先日、日本の自殺率が減ったというニュースがありましたけど・・・韓国は、日本よりも自殺率が高いですね。
ひょっとしたら、ゲーム依存症になる未成年者は、現実の人生が辛いのかもしれません。
とすると、ゲーム依存症が増えるという事は、若者を取り巻く社会状況が良くない事の表れとみるべきで、そういった面での対策が必要なのかもしれません。