母が認知症なので、夕飯を食べながら興味深く拝見しました。
以前、他でも聞いた事がありますが・・・番組によれば、歩くスピードが速い方が認知症になりにくいという事です。
なんでも、アメリカで、大勢の年寄りを調査した結果だとか・・・
それも、歩幅が広い方が、なりにくいそうです。
これを聞いて、母の症状を思い出しました。
その症状の一つに、パーキンソン病のような歩行障害があり、小幅なよちよち歩きになるというものがあります。
ひょっとしたら、上記の調査には、正常圧水頭症の患者が含まれていたのではないか?なんて気もします。
もしかしたら、アルツハイマー認知症は、発症するかなり前から、脳にアミロイドベータの蓄積があるそうなので、それが歩くスピードに影響を与えている可能性も・・・だとしたら、歩くスピードが遅いと認知症になりやすいのではなくて、認知症の予兆として、歩くスピードが遅くなる、というのがあるのかも?なんて想像してしまいました。
ところで、番組の中で、林修氏が「私の生徒で優秀な人間は、みんな歩くスピードが速かった」と言っていました。
実は・・・私は、歩くスピードが速いのですが・・・特に、優秀ではありませんね。
これも、優秀な人間イコール歩くスピードが速いとしても、必ずしも、歩くスピードが速いイコール優秀な人間とは言えないと思います。
私の場合、歩くスピードが速いのは、おそらく理科系の人間だからのような気がします。
どうも、理科系の人間は、無意識に効率化を図ってしまうようなところがあります。
つまり、無駄に時間を使うのを嫌う傾向があるので、自然と歩くスピードが速くなるのです。
もっとも、なんでも効率的に物事をこなせば良いという訳ではありません、無駄に時間を使うという事に意義がある場合もあるのではないでしょうか?
のんびり周囲を見渡したり、寄り道をした方が、心にゆとりが生まれる事もあります。
歩くスピードが速い方が認知症になりにくいかもしれませんが・・・ひょっとしたら、歩くスピードが遅い方が、ストレスを溜めないなんて事もありそうな気がします。