科学研究

昨日は、歩くスピードが速いと認知症になりにくいとか、優秀な人間は歩くスピードが速いという話を書きました。
物事を効率的に処理するタイプの人は、無駄な時間を嫌うので、歩くスピードが速くなるのかもしれません。

ニュースを視ていたら、ネイチャーによると、世界の主要な科学雑誌に掲載される日本の論文が減っているそうです。
なんでも、、「日本の科学研究がこの10年で失速し、科学界のエリートとしての地位が脅かされている」とか・・・
STAP細胞論文の影響で、論文が減っているのかと思ったら・・・その背景として、ドイツや中国、韓国などが研究開発への支出を増やすなか、日本は大学への交付金を減らしたため、短期雇用の研究者が大幅に増え、若い研究者が厳しい状況に直面していることを挙げているそうです。

以前にも書きましたが、今の日本には、小泉元首相が言ったように米百俵の精神が必要なのではないでしょうか?
教育にかける予算を削減して目先の経済政策を行うより、長期的な視点にたって人材育成の投資を行うべきだと思います。
みんな、将来の見通しが暗いから、消費に使わず貯蓄にまわしてしまうので、景気が悪くなるのです。

さらに、ニュースでは、世界最大の科学大国アメリカに留学する学生の数でも日本は減少していると述べています。
バブル崩壊以後減っているのかと思ったら、ピーク時は失われた10年の最中の1997年だったそうで・・・4万7073人で国別で1位だったのが、現在は1万9060人で国別で9位だそうです。

こうなると、単に、国の補助金のせいとも言えないですね。
世の中の風潮を感じて、意欲のある若者自体が減っているのかもしれません。
そういえば・・・通勤時に歩いていて感じるのですが・・・最近の高校生って、歩くのが遅いような気がします。

それに、横並びで歩いていて、追い抜くのが大変・・・後ろから人が近づいてきても、気づかないのか?気づいても道を譲らないのか?・・・そもそも、道一杯に広がって歩かないような気遣いは無いみたいですね。

日本の将来は、どうなってしまうのか、ちょっと心配です。