アル・ゴア

リベラルの一人として、忘れていけないのがクリントン政権の副大統領のアル・ゴアです。
私はIT関係の仕事をしているので、情報スーパーハイウェイ構想は印象的でした。
また、個人的に環境問題に興味を持っているので、彼の地球温暖化の啓蒙活動も素晴らしいと思っていました。

2000年の大統領選では、獲得した票数では上回っっていましたが選挙人の数でブッシュに敗北しました。
それも、開票作業で問題があり再集計を行うなど紆余曲折があり、最終的に裁判で争われました。
ちなみに、問題があった集計がフロリダで、裁判もフロリダで行われましたが、当時のフロリダ知事はブッシュの弟でした。
歴史にたらればは無いと言いますが、ゴアが勝っていたらその後の世界、特にイラク戦争はどうなっていたのか?と思ってしまいます。
でも、そもそも外交問題に対するゴアの実力は判りませんですね。

ゴアがノーベル平和賞を受賞したのは、「不都合な真実」等の環境保護活動によるものです。
そして、「不都合な事実」の映画はアカデミー賞2部門も受賞しています。

そういえば、この映画には、私が昔から好きなたとえ話が出てきます。

カエルを熱湯に入れると、跳んで逃げてしまいます。
しかし、水に入れて、その容器を火にかけると・・・
最初は、気持ち良さそうに泳いでいますが、やがて動きが鈍くなり・・・
最終的には煮殺されてしまいます。

人は、ゆっくり進む変化には気づかないで、気づいた時には取り返しのつかない事になっている。という意味です。
あるいは、気づいていても対策をうたず、後回しにしてしまいがちで、結局、取り返しがつかない事になる。という意味。
(なんか、late for the skyの歌詞にも通じるような気も・・・)

でも、この映画では、最後にカエルは助けてもらいます。
素晴らしい結末ですね。

イメージ 1
不都合な真実パラマウント・ホーム・エンタテイメント・ジャパン

イメージ 2
「地球の掟」 アル・ゴア著 小杉隆訳 ダイヤモンド社