イラクと北朝鮮

ニュースによると、アメリカと北朝鮮との間の挑発的な言葉の応酬がエスカレートしています。
このまま軍事衝突なんていう事はないと思いますが・・・なにがしかのきっかけがあったら、なんて考えてしまいます。

ちなみに、もし北朝鮮がミサイルを発射して、グアム近海の接続水域に着弾しそうな事態になったら、アメリカは迎撃するだろうというのが大筋の予想です。
迎撃に成功すればまだしも・・・もし迎撃に失敗したら・・・北朝鮮の脅威に対抗するため、そして面子を保つために、トランプ大統領は、どんな行動に出るのか?判りません。

この状況、なんとなく、私は、ジョージ・ブッシュ元大統領のイラク攻撃を思いだしてしまうのです。

大統領選では、獲得した選挙人でなんとか勝利したが、得票数ではアル・ゴア候補の方上回っていて、支持率が低かったブッシュ元大統領と・・・・同様に、ヒラリー・クリントン候補の方が得票数が多く、支持率が低いのがトランプ大統領で、立場は似ています。

ブッシュ元大統領は、9.11テロをきっかけに、アルカイダを支援しているとか大量破壊兵器があるという口実で、フセインイラクへ攻撃をしかけました。
これは、支持率が低く、国民に選ばれた真の大統領ではないと言われ、コンプレックスを持っていたため、イラクというスケープゴートと戦争をする事により、自分の指導力を見せつけて国民の支持を得ようとしたものだと思います。

トランプ大統領も、指導力がないと思われて、これ以上支持率が低下する事は避けたいと思っているはずだし・・・習近平国家主席との会談中にシリアをミサイル攻撃して、優位な立場に立ったという実績もあるので・・・北朝鮮への攻撃による局面打開も考えているような気がします。