Whoes Gear Archive

先日、発刊されたプレイヤー増刊の「Whoes Gear Archive vol.1」は、既にご覧になった方も多いのではないでしょうか?
同じプレイヤーの別冊「THE GUITAR」シリーズと比べると、文字が多いので、私は、暇なときに少しずつ読んでいます。

「THE GUITAR」シリーズは、来日したミュージシャン等の使用楽器を撮影した写真がメインなのですが・・・今回の「Whoes Gear Archive」は、有名ミュージシャンが、今までどんな楽器を使用してきたかを分析した内容となっています。

そのため、最近の楽器よりも、ロックの歴史を彩った当時の楽器が沢山載っているので・・・ヴィンテージ・ギターが好きな私としては、とても嬉しい内容となっています。
しかし、眺めていると、ヴィンテージ・ギターが欲しくなってしまうので・・・かなり、危険な本だとも言えるでしょう。

当時のギタリストにとっては、普通に楽器屋で売られていたギターだったのでしょうけど・・・今となっては、ヴィンテージ・ギターとして、目の玉の飛び出るような価格で取引されているので、気を付けなければいけません。

もちろん、そのギター自体が優れているという事もあるのですが・・・これらのヴィンテージ・ギターが高価になったのは、このような有名ミュージシャンが使用したかのも一つの要因で・・・彼らが使っている姿を見て、多くの人が同じギターを欲しがったせいなのです。

しかし、この本を良く読んでみると、当時のギタリストは、フェンダーギブソンだけでなく、意外と、リッケンバッカーやグレッチ、さらにギルドなど様々なメーカーのギターも多く使っている事に気づきます。
もちろん、アンプもフェンダーやマーシャルだけでなく、色々なメーカーを使っていたようです。

もし、レコードで聴く当時のサウンドを目標にするのなら、意外に、高価なフェンダーギブソンのヴィンテージ・ギターではなく、比較的安く売られている他メーカーの当時のギターを使った方が良いかもしれませんね。

イメージ 1
「Whoes Gear Archive vol.1」 株式会社プレイヤー・コーポレーション