誤嚥性肺炎

猛暑で屋内と屋外に温度差があるせいか・・・またまた風邪気味です。
ちなみに、寝不足で睡眠負債が溜まっていると免疫力が低下して、風邪をひきやすくなるそうです。

・・・で、昨日、放送された、テレ朝の「名医とつながる!たけしの家庭の医学」は、免疫力アップと肺炎予防の特番でした。
新聞によると、夏風邪をひきやすくなる肺炎球菌の増殖を抑えて免疫力をアップさせるという内容らしいので、帰宅して、すぐにTVを点けたのですが・・・残念ながら、既に免疫力アップの部分は終わっていて、肺炎予防の話になっていました。

もっとも、肺炎予防の話もなかなか興味深かったです。
なんでも、肺炎は、日本人の死因の3位に浮上してきたそうで・・・その中でも、高齢者の誤嚥性肺炎が増えているそうです。
逆に言えば、高齢化が進んだから、死因リストで肺炎が上位になったとも言えそうです。

ちなみに、飲み込む力が衰えて、食物が気管に入るようになると・・・一緒に細菌が肺に侵入して発症するのが誤嚥性肺炎だそうです。
特に脳梗塞を起こすと、飲み込む力が衰えて、誤嚥性肺炎を起こしやすくなるのですが・・・実は、本人の自覚が無いような小さな脳梗塞が起こる事があり・・・普通の人でも、CTスキャンでみると、脳梗塞を起こした痕跡が見つかる事が良くあるそうです。
そのような小さな脳梗塞でも、飲み込む力を衰えさせるので・・・注意が必要だとか。

もちろん、症状が明確に判る脳梗塞を発症した母は、飲み込む力が弱くなったので・・・今は、ミキサー食で、飲み物もとろみをつけた物になっています。
食べさせてあげるときも、注意しないと、咳き込んでしまいます。
左半身麻痺の影響で、口が動きが悪くなったのかと思っていたのですが・・・どうやら、飲み込む力が弱くなっていたのですね。

実は、在宅介護を断念して特別養護老人ホームに入所した理由の一つが、この誤嚥なのです。
3度の食事だけなら、なんとかなっても、水分補給は頻繁に行わなければならないし、目を離すと自分で飲もうとするので・・・長時間、離れる事が難しいからなのです。