第二次世界大戦後、出征していた兵士たちが帰ってきて、一斉に子作りをした結果、ベビーブームが起こりました。
戦争で悲惨な思いをした人は、子供に自由と平和の尊さを教えました。
一方、勝利の美酒に酔った人は、子供に力の正義を教えました。
そして、子供たちが青春時代を迎えたとき、ラヴ アンド ピースの若者文化が花開きます。
ロック、学生運動、ヒッピー、フリーセックスなど・・・
一方、力の正義を信じていた者は、ベトナムで戦っていました。
そして、アメリカの正義は挫折します。
やがて、彼らが年をとり、政治家となります。
それが、リベラルとネオコンです。
敗戦国ですから、悲惨な思いをした人が多く、大抵は子供に自由と平和の尊さを教えました。
でもそれだけではありません。
食糧難や物が無い生活で、占領軍の豊富な物資を目の当たりにした親は、豊かな生活の素晴らしさを教えました。
そして、彼らが大人になった時、異常なほど豊かさを追求するようになったように思います。
もちろん、親たちも戦後復興のために努力したのも事実ですが・・・
私が子供の頃、急に雨が降りだすと、傘を持って駅に行き父が帰ってくるのを待ちました。
(となりのトトロにも、そんなシーンがありましたね)
他にも、お父さんを待つ子や旦那さんを待つ奥さんが沢山いました。
つまり、残業をする人がほとんどいなかったのです。
それが団塊の世代になると、残業は当たり前、奥さんもパートとか共働きで、子供は塾に行き、そんな駅前の光景は見られなくなりました。
その結果、物は豊かになりましたが、親が子供に何かを教える事が減ってしまいました。
そして、物にも執着しない、政治にも無関心、そんな若者が多く生まれたように思います。
こんなように歴史はつながっているみたいですが・・・これからの未来はどうなるのでしょう。