若者の○○離れ

昨日は、労働人口の減少により、高齢者や外国人が雇用される事が増えていますが、未だ法律など環境が整っていない事を書きました。
外国や企業は、かなり前から少子高齢化の対応を行っていたのに、何故、政府の対応は遅れたのでしょうか?

このまま、労働人口の減少の対策が不十分なまま、少子高齢化が進むと・・・高齢者を支える現役世代の暮らしはどうなってしまうのか不安です。
なんか、団塊の世代の方が「新型アクティブシニア世代」と呼ばれて、派手に活動しているのが皮肉な感じですね。

第二次世界大戦が終わり平和が訪れ、親たちが子作りに励んだ結果、各国でベビー・ブームが起こりますが・・・敗戦国の日本は食糧難や兵士の復員の遅れなどで、数年遅れて発生したのが団塊の世代でした。
このベビー・ブーマーたちが若者になって創り上げたのが、1960年代に花開いた若者文化でしたが・・・最近の若者は、ロックや車など、それらの文化には興味を持たないようです。

団塊の世代が現役を引退して、文化の変わり目にさしかかっているような気がしていたのですが・・・この若者の○○離れについて書かれた記事を読んだところ・・・とどのつまりは、お金の若者離れなんだそうです。
今の若者は、低賃金であり、非正規労働者のため、将来に希望が持てないため・・・お金のかかる趣味は諦めざるを得ないというのが、実情だとか・・・

なんでも、1978年に比べると、20代の消費者物価指数を考慮した実質賃金は横ばい、30代はむしろ下がっているとか・・・なんとか上回るのは、55歳以上だそうです。
その反面、高齢者の暮らしを支える国民年金保険料は、6倍以上になっていているとか。

ちなみに、現在国会で審議されている働き方改革同一労働同一賃金というのは、年功序列の賃金体系を維持しないので・・・ますます、若者は将来に希望が持てない事になりそうですね。