労働人口減少

昨日は、先日、亡くなられた朝丘雪路さんが型認知症だったという事について書きました。
朝丘雪路さんはアルツハイマー認知症で徐々に悪化していったようですが・・・私の母は正常圧水頭症という認知症なので、シャントの効果により、ほとんど症状の変化はありません。

正常圧水頭症の場合、回復するケースもあるのが特徴なのですが・・・残念なことに、認知症で発症する人のほとんどはアルツハイマー型であり・・・さらに、将来、発症する人が増える事が予想されています。、

そういえば、日曜日に放送されたNHKスペシャルは「縮小ニッポンの衝撃」は、労働人口が減少する事を取り上げていましたが・・・足りない労働力を補うために、シルバー人材センターから派遣されるケースが増えているそうです。
しかし、若者がやらないようなキツイ仕事をやらされていたりする場合もあり・・・車の運転や機械の操作など、高齢者のため、物忘れや注意ミスなどのリスクが発生しているようで・・・中には、認知症一歩手前のような方まで働いているため、大きな問題だと感じました。
安易に、一億総活躍社会なんて言う前に、ちゃんと活躍できる環境を整備しなければマズイような気がします。

労働力不足を補う、もう一つの手段は、外国人労働者なのですが・・・日本の受け入れ態勢が、今ひとつ整備されておらず・・・かつてのように日本に出稼ぎに来る事を希望する外国人は減っているようです。
逆に、外国人労働者が増えているのが、日本同様に高齢化社会を迎えつつある台湾などです。
なんでも、台湾は、労働力減少を予測して、早い段階から外国人労働者の受け入れ態勢を整備したそうで・・・受け入れ態勢を整備する事を怠ってきた日本は、外国人労働者の争奪戦でも後れをとっているようです。

先日、シルバー・シートの事を書きましたが・・・国鉄少子高齢化社会の対策として、シルバー・シートを導入したのは1973年・・・その当時から、政府も対策をうっていれば、年金問題や介護問題なども、深刻になる事はなかったはずです。
もちろん、労働人口の減少も、その当時から予想されていたはずなのに・・・未だに、法整備も行われていないというのは驚きです。
なんで、国鉄や台湾に出来た事が、日本政府には出来なかったのか?不思議ですね。