老後が不安

昨日は、若者の○○離れと言われるが・・・その実態は、お金がかかる事に費やす余裕が無いと言う側面があるようです。
思えば、1960年代にベビー・ブーマーが創った若者文化って、戦後に暮らしが豊かになった結果、エレキ・ギターやオートバイなど、お金をかける事が可能になったからなのでしょう。

日本におけるベビー・ブーマーである団塊の世代は、現在でも、新型アクティブシニア世代と呼ばれ、現役を引退した後も、様々な活動をしています。
私のような、ベビー・ブーマーの後に続く世代は、どっぷり彼らが創り上げた若者文化に染まってしまっているのですが・・・将来、新型アクティブシニア世代として、余裕ある活動ができるかは大いに疑問ですね。

そういえば、国鉄少子高齢化対策としてシルバーシートを導入したのが1973年なのに・・・何故、政府は、少子高齢化対策を予測して、年金問題や介護問題に取り組まず放置したのか?ですが・・・ひょっとしたら、政権を担う世代自体が恵まれていれば良くて、ツケを後回しにしていたのかも、なんて思ってしまいます。
この点、民主主義は、多数を占めるグループの要望が採用されるので・・・人口が多い世代が優位になるのは、しょうがないのかもしれません。

今後、年金が減るだけに限らず・・・高齢者を支えなければならない世代の収入が減って、介護に携わる労働者も減るため・・・現在、言われているよりも、さらに、老後の環境が厳しくなる事が予想されます。
若者は、○○離れというように、お金をかけない生活をするようになっていますが・・・それより上の世代は、生活を変えるができるのでしょうか?

ご存知のように、私なんか・・・ロックやギターが大好きで、絵画などの美術品も好き、さらに大学通信教育で歴史を勉強するなど・・・まさに、新型アクティブシニア世代の後に続いてしまって・・・このような生活から抜け出す事ができそうもありません。
人生100年なんて言われていますが・・・こんな状態のままだと、いつかは老後破産に陥りそうです。