ネット・オークションでボブ・ディランの輸入盤DVD「HARD RAIN」を見つけたので、落札しました。
名ライヴ・アルバムの「激しい雨(HARD RAIN)」は、収録時にテレビ撮影されていて全米に放映されたという事は知っていたのですが、その映像がDVD化されていた事を今になって知りました。
「激しい雨(HARD RAIN)」というタイトルですが、アルバムには名曲「激しい雨が降る」は入っていません。
ライヴ当日に激しい雨が降ったから、「激しい雨(HARD RAIN)」というタイトルになった、と言われていたのですが・・・
映像で見ると小雨で、観客は傘をさしてなく帽子やフード姿がチラホラいるだけ・・・さらに「激しい雨が降る」も演奏していて・・・テレビ番組のタイトルも「HARD RAIN」でした。
他にも「風に吹かれて」とか「天国の扉」等、アルバムに入っていない曲も演奏されています。
おそらく、所属レーベルの関係でジョーン・バエズが参加した曲はアルバムに入らなかったのでしょう。
ちなみに、少し前にザ・バンドの「ラストワルツ」のDVDジャケットにテレキャスターが描かれているのに、コンサートではロビー・ロバートソンやエリック・クラプトン、ボブ・ディランもストラトキャスターを弾いていてテレキャスターを使っていない、と書きました。
ところが「ラストワルツ」と同じ1976年のコンサートの「HARD RAIN」では、ボブ・ディランはサンバーストで貼りメイプルのテレキャスターを弾いています。
あと、映像を視ていたら、サポート・ギタリストの一人がホワイトのレスポール・カスタムを弾いていて・・・そういえば、ミック・ロンソンがツアーに参加していた、と思い出しました。
もっとも、デヴィッド・ボウイと一緒にやっていた頃と違い精彩に欠け、単にサポート・ギタリストの一人といった感じで目立ちません。
先日、「ジギー・スターダスト・ザ・モーション・ピクチャー50周年記念エディション」が発売されましたね。
以前より鮮明な画像と音声になった、ジギー・スターダスト・ツアーのフィナーレにおけるデヴィッド・ボウイとミック・ロンソンの雄姿が見れます。
こちらではミック・ロンソンはトップの塗装を剥がした黒い1968年製のレスポール・カスタムを弾いています。
で、今回映像が追加されたスペシャルゲストのジェフ・ベックはオックス・ブラッドのレスポールを弾いています。
デヴィッド・ボウイ、ジェフ・ベック、ミック・ロンソンの競演も貴重だし、ジェフ・ベックはトーキング・モジュレーターを使ったりスライドを弾いたり、素晴らしい演奏なので・・・何故、今まで映像がカットされていたのだろう、と思ってしまいました。
やはり、所属レーベルの問題なのでしょうか?