60年代のJ200

昨日は、サンバーストのストラトキャスターを紹介しました。
今日はレスポールについて書こうと思っていたのですが・・・ボブ・ディランノーベル文学賞を受賞したという事で、60年代のJ200について書きます。

しかし、まさかという感じですね、
確かに、ディランの歌詞は、文学性が高いとは思います。
本人は、言葉遊び的で、特にメッセージ性は無いと言っていますが、フォークからエレキに持ち替えたように、歌詞についても、世間の批判にもひるむことなく、自身の信念を貫いている姿勢が表れているような気がします。

それにしても、ノーベル賞なんていう権威的な賞を、素直にディランが受けるのでしょうか?
はたして授賞式に姿をみせるか、楽しみですね。

そういえば、1969年の「ナッシュビルスカイライン」というアルバムのジャケットで、ディランが手にしてにっこりしていたのが・・・・当時、権威を象徴するようなギターだと思われていたギブソンのJ200だったので、話題になった事がありました。

なんでも、このJ200はビートルズジョージ・ハリソンからプレゼントされたそうで、チューン・O・マチックのブリッジを持っていて、おそらく1968年製と言われています。

ちなみに、1960年代後半のJ200は、チューン・O・マチック・ブリッジだけでなく、トップミュートの機構が組み込まれていたり独特の構造をしていて、サウンドも個性的です。

ところが、近年発表されたギブソンボブ・ディラン・モデルは、そのギターではなく、通常サドルの透かし彫りブリッジでダブル・ピックガード仕様・・・・本人が所有しているJ200を元にしたそうですが・・・なんか、イメージと違う感じがしたものです。

イメージ 1
ギブソン J200 1968年製
トップ・ミュート付きで、サイド&バックはウォルナット色に塗装されている珍しい物

イメージ 2
ギブソン J200 1964年製
チューン・O・マチックのブリッジですが、未だトップ・ミュートは組み込まれていません。
ダブル・ピックガードのJ200は、よく有名ミュージシャンに使われていますが、こちらも珍しいです。
良く見ると、ピックガードは通常の物と模様も異なります。