Gibson Heritage

以前、ギブソンのHeritageという名前のアコギを紹介しました。

1965年の販売開始時はサイド&バックがハカランダ単板でしたが、その後ハカランダ合板やインディアン・ローズウッド単板になってしまいます。

 

ここいらへんは、以前紹介したエピフォン(ギブソン製)のExcellenteが1963年の販売開始当時がハカランダ単板だったのに、その後ハカランダ合板やインディアン・ローズウッド単板になるのと同じですね。

そういえば、ハカランダ単板の1964年製Excellenteを入手したとき、非常に高価だったけど、逃したら二度と手に入らないかと思って購入したという事を書きました。

 

で、以前紹介したHeritageは1969年製のハカランダ合板だったのですが・・・先日、やっと1965年製のハカランダ単板を手に入れることができました。

Excellente同様に、ハカランダ単板のものは製造本数が少ないので、なかなか入手できません。

 

ちなみに、HeritageはマーチンD-28を意識してギブソンが製造したと言われており、当初は似たシンプルなデザインでしたが・・・ギブソンらしくないと不人気だったため、ヘッドインレイを入れるなど1968年にモデルチェンジします。

モデルチェンジ前がハカランダ単板だと言われていますが・・・必ずしもそうとは言い切れ無いようで、内部と外側の木目が合っているか確認してみないと判りません。

 

さて、ハカランダ単板とハカランダ合板との違いですが・・・どちらもハカランダの音で音色は大差ありませんが、音の大きさやレスポンスに違いがあるように感じます。

さらに、同じハカランダ単板のExcellenteと比べると・・・音色はもちろんハカランダの音ですが・・・なんとなくExcellenteがDoveに近い感じなのに対して、HeritageはTexanに近い感じがします。

どうやらExcellenteとDoveがメイプルネック(25 1/2スケール)なのに対して、HeritageとTexanがマホガニーネック(25 1/2スケール)というのが要因みたいです。

(HummingbirdやJ-45は24 3/4スケール)

単板と合板の違いと同じぐらいネックの材質やスケールの影響もあるようです。

 

ギブソン Heritage 1965年製

 

ギブソン Heritage 1969年製

 

エピフォン Excellente 1964年製