「マチス」展と「重要文化財の秘密」展

連休は、1・2日は勤務だったので暦通りでした。

連休前は、あれもやろうこれもやろうと考えていたのですが・・・実質3日休みが増えただけなので、そんなにはできなかったですね。

 

やった事といえば・・・庭木の手入れ、墓参り、CDの整理とか・・・

CDが増えすぎて、そこいらじゅうに散乱しているので、近くのホームセンターに行き、組み立て式のCDラック(180×45)を3個購入して、そこに収めたのですが・・・それでも全部は入りきらない(一体、いくつあるんだ?)・・・近いうちにもう1個購入しなければなりません。

 

ホームセンターへ行ったとき、寝具売り場を通って、ふと目に留まったのが低反発のマットレス・・・よくCMで宣伝している奴で、睡眠の質改善も良いかな?と思って、ついでに購入してしまいました。

もっとも、ここのところ朝晩の気温が妙に高かったので、ぐっすり寝るという事もなく、未だ効果は分かりません。

 

それと、せっかくの休みなので、二つ展覧会を観に行きました。

東京都立美術館で開催中の「マチス」展と国立近代美術館で開催中の「重要文化財の秘密」展です。

秋に「ピカソ」展とか「国宝」展を観たので、なんとなくマチス重要文化財も観ておこうと思ったのです。

 

どちらの展覧会も見た記憶がある作品の展示が多かった印象です。

マチスの方は、インスピレーションで速攻で描いているような印象がありますが、以前の展覧会で製作途中に何度も描きなおしをしている事を知ったので、改めて表現する苦労を見直しました。

 

そういえば、マチスのよく描く花など植物や海藻など海をテーマにしたモチーフは、なんとなくハワイアン・キルトなんかで見かけるデザインに似ている気がしました。

ハワイアン・キルト等のデザインが何に由来するのかはっきりしませんが・・・ひょっとしたらマチスの影響かも・・・

ちなみに、アロハシャツは、日系移民が浴衣の生地を利用してシャツを作った物が始まりで、古いアロハシャツは浴衣と同じ模様が多いですね。

 

あと、晩年のマチスの絵がキース・へリングに似ているのにも驚きました。

特に「ヴァンス礼拝堂、ファザード円形装飾(聖母子)デッサン」という作品は、キース・へリングの作品だと言われれば信じてしまいそうなぐらい・・・

マチスは1954年没、キース・へリングは1958年生まれ・・・影響を与えていたとしても不思議はないですね。

 

ポップアート的なマチス展の方を先にみたせいか・・・「重要文化財」は、古くさいという印象を受けました。

やはり往年のマチスフォーヴィズムの影響を受けた萬鉄五郎の「裸体美人」(明治45年作品)が新しく感じられるほど・・・ほとんどが明治の作品で、大正と戦前の昭和の作品が少しだけです。

絵画は洋画よりも日本画が多い印象で・・・重要文化財になるには一定の評価が必要だとはいえ、なんとなく日本の美術界の古臭さが感じられました。

ちなみに、目玉の横山大観の「生々流転」の全体展示は、前列での観覧は大勢の人が並んでいるので・・・一部展示しか見たことが無かったのですが・・・あきらめて後ろから肩越しに観ました。

 

そういえば、図録(¥3,300)が分厚く、中を見たら展示されていない明治以降の重要文化財も全部収録されいていたので、お買い得でした、

 

マチス展 チラシ、作品リスト

 

マチス展 図録

 

重要文化財の秘密展 チケット、作品リスト

 

重要文化財の秘密展 図録