芸術の秋、読書の秋

天気も良いことから、国立西洋美術館で開催されている「ピカソとその時代」展を見に行ってきました。

ピカソの絵は、それほど好きという訳では無いし、かなり見た事があるので、そんなに興味が無かったのですが・・・

芸術の秋なので、何か展覧会でも見に行こうと思って調べていたら、展示108点のうち76点が日本初公開の作品だというので、興味を持ちました。

予約制なのでネット予約をしたのですが、意外と空いていて会場では当日券もあるようでした。

 

この展覧会はピカソ、クレー、マティス、ブラック、セザンヌ、彫刻家のジャコメッティの作品しか展示していなくて・・・それもセザンヌ、ブラック、ジャコメッティはオマケ的な扱いなので、主な展示はピカソ、クレー、マティスになります。

 

三者の中ではクレーが好きなのですが・・・並べてみると、作品のインパクトではピカソマティスに負けて弱い感じがします。

もっとも、ピカソは色々な時期の絵があり、中にはピカソらしくない普通の絵もありました。

クレーの絵では、ちょっとフォロンっぽい絵が興味深かったです。

また、ピカソマティスのブロンズ像が展示してあるのに対して、ジャコメッティの絵も展示されていて・・・これが結構素晴らしいので驚きました。

 

というわけで、見どころの多い展覧会だったのですが・・・ちょっと展示作品数が少ない気がしました。

もっとも、少し前に開催された国立近代美術館のリヒター展のように、作品数が少なくて驚くほどではありません。

 

思ったより早く見終わったので、3年ぶりに開催された神田古本まつりに行きました。

こちらは、コロナ以前の活況が戻ってきていて、ちょっと出店数は少なかったですが、かなり混んでいました。

街中では、本屋が減っていますが、まだまだ本好きは多いみたいですね。

結局、人の肩越しにワゴンの本を見ながら一周して3冊ほど購入し・・・疲れたので帰りました。

 

というわけで、芸術の秋と読書の秋の一日でした・・・次は食欲の秋かな?

 

ピカソとその時代」展 チラシ、作品リスト

 

ピカソとその時代」展 図録