奇妙に思う事

やはり、安倍元首相が撃たれた事について書かなければならないだろう。

個人的には、安倍元首相の事を好きではないが・・・あってはならない事件だと思います。

 

この事件を聞いて最初に思ったのは、モリカケ問題、公文書改ざん、桜を見る会等についての真相解明が出来なくなる、ということ。
プーチン大統領との関係、アベノミクスに対する風当たりもあり、すでに役割は終わったという側面もあり、口封じじゃないか?と想像してしまいました。
政治的な問題という見方もありますが・・・そもそも、核シェアリングなんかも実現性薄いし、安倍元首相が亡くなっても日本の政治が変わるとは思えません。
推理小説では、一番利益を受けるのは誰か?というのがありますが・・・急遽の演説地変更、それに伴う手薄な警備体制、一発目が外れた後も安倍元首相を伏せさせる等の措置をSPが取らなかった事・・・謀略っぽいですね。

 

容疑者は「政治信条への恨みではない」、「特定の宗教団体に恨みがあり、その宗教団体と関係がある安倍元総理を狙った」と語っています。
奇妙に思ったのは、政治家などが揃いも揃って「民主主義への暴挙」とか「民主主義への挑戦」など、何故か民主主義という言葉を口にした事・・・何か政治的な意図があるのでしょうか?
この種の事件は、民主主義に限らず、社会主義でも共産主義でも、さらには独裁国家でも、法治主義国家なら許されません。
現代の法治主義では、仇討ちやリンチ等を禁止し、裁きや刑罰は個人ではなく国が行うようになりました。

よく、犯罪者と想定される人に対して、ネットで氏名を明かしたり、石を投げたり、家への落書きなどを行う人がいますが・・・悪い事をした人が罰を受けるべきだという感情は判りますが、罰を与える権利は個人にありません。
義憤に駆られてとか、天に変わって不義を討つとかは、法治主義以前の時代錯誤の思い上がりで、それ自体が犯罪・・・民主主義とは関係ありませんね。


ところで、明日は参議院選挙ですね。
こちらも奇妙なのですが・・・どの候補も、物価高を容認するような発言はありません。
私は、個人所得の引き上げをして、物価高は容認すべきだと考えています。

以前、日本買いについて書きましたが・・・日本の物価は世界各国に比べて、安すぎます。
海外では個人所得も高いことから、日本の不動産や企業が外国に買われ、美術品や貴金属などが流出しています。
もちろん、優秀な人材も海外に流出し・・・日本へ来る労働者は減っています。

色々な候補者が、日本を守ると言っていますが・・・防衛費を上げる以前に、物価と個人所得も上げて日本買いを防止しなければ、日本は駄目になってしまいます。

 

得票率を上げるため、物価を下げる等、目先の対応をするべきではありません。

しかし、この点について、明確に発言する政党や候補者がいない事が不思議です。