新型コロナのワクチン接種方法について

なかなか新型コロナワクチンの接種が進まないみたいですね。

こんな調子だと、オリンピックの開催も懸念されるます。

 

接種は自治体の業務範囲だとかオリンピックの開催の判断はIOCだとか、やたら他人のせいにして、政府の対応には自主性が感じられません。

もっとリーダーシップを発揮してもらいたいですね。

 

ウイルス数を減らす事を考えると、ワクチンの接種は、日本全体を視野にいれて感染が拡大している地域を重点的にやるべきなので、個々の自治体まかせでは駄目だと思います。

感染拡大地域では、医療リソースが逼迫したりしていて、自治体もワクチン接種に対応する余裕が無いと思われます。

そういう意味では、大規模接種会場の開設は良い取り組みだと考えています。

 

もっとも、高齢者が大規模接種会場まで足を運ぶのはリスクが大きいという指摘もあります。

その点について、大規模接種会場は高齢者の優先接種でなくても良いと考えています。

 

もちろん、自分が早く接種を受けたいという訳ではありません。

そもそも、高齢者を優先するというのは、高齢者が重症化しやすいという理由だったのですが、変異ウィルスになって、若者も同様に重症化するようになったので、今となっては意味が無いと思うのです。

むしろ行動範囲が広く感染者数の多い若者にワクチンを接種したほうが、その地域に存在するウィルス減少による集団免疫を獲得するのではないでしょうか?

間接的に、高齢者が感染する機会も減る事になります。

 

若者の方が予約もスムーズだし、当日体調が悪くなってキャンセルという確率も減るし、問診なんかも高齢者は薬を沢山飲んでいるので判断に時間がかかるなんて事も考えると、若者の方が早く大勢に接種できると思います。

また、高齢者よりも若者が接種した方が、労働人口という観点から経済対策にも効果があるのではないでしょうか?

 

そういえば、副反応を懸念してワクチン接種をためらっている人も多いそうです。

政府は、ワクチンを接種した方がメリットが多いなんて言っていますが、それよりも自分が感染するリスク以外にも他人に感染させることも考えて、接種するようにして貰いたいです。

もちろん、ワクチン接種をすることは、上記同様に集団免疫の獲得にも意味があります。

もっと、広い視野にたって判断してもらいたいです。

 

そういえば、風邪による死者数をあげて、新型コロナはそれほど恐れる必要はないと言う人がいますが、そもそも感染者数が風邪と新型コロナでは違っています。

新型コロナは、感染を広げないため隔離したり集中的な治療をしたりして、死者数を抑えているのです。

新型コロナ治療に医療リソースを費やしてしまう事により、私の母の様に他の病気でも十分な治療を受けられず亡くなってしまう人も大勢います。

単純に死者数だけでなく、もっと広い視野にたって考えてもらいたいですね。