最近の経済問題は難しい

なんか、ニュースを見ていると「MMT」とか「リブラ」といったような、耳慣れない言葉が飛び交っています。
私が、経済学を勉強したのも10年以上前なので・・・すっかり、時代遅れを感じています。

そもそも、MMT(現代貨幣理論)によると、政府は無制限の貨幣発行権を有しているから、どんなに赤字国債を発行しても財政破綻しない、という事らしい・・・
その根拠は、政府の赤字国債に負債は、どこかでは資産となるので、全体的にみればバランスがとれているという事らしい・・・しかし、この全体という概念は当然、その政府の影響が及ぶところなので・・・当てはまるのは、赤字国債のほとんどを国民が購入している日本ぐらいしかない、という指摘もあります。

個人的には、赤字国債で得た資金を無駄遣いしていると、最終的には、いかに無制限に発行できても信頼が無いので、買い手がつかなくなってしまい・・・赤字国債の返済に新たな赤字国債で得た資金をあてる、という事ができなくなり、財政破綻しそうな気がします。

さらにFaceBookによる仮想通貨の「リブラ」は、安全性の問題などで・・・未だ、正式に流通するようになっていないという事ですが・・・FaceBookが後ろ盾となっている事もあり、ビットコイン等と違って、変動も少なく安定しているとか・・・ちょっと聞いた感じだと、導入される事を防ぐ事は難しい気がします。
というか、世界的な流れでは「リブラ」がダメになったとしても、このような仮想通貨は、今後、どんどん導入されるようになると思います。

そう考えると・・・現状の赤字国債に頼った政策自体、思ったより近いうちに崩壊してしまうのかもしれません。
素人考えだと・・・日本は、現金決済の率が多いというのも、政府が通貨をコントロールできる要因だと思います。
現金決済では、ほぼ円建てですが、ネット決済だと、仮想通貨でも外貨建てでも出来てしまいます。
仮想通貨や外貨建てでの商品流通が増えれば、政府が通貨をコントロールできなくなり、国債への信頼も無くなってしまいます。
政府は、ネット決済を進めているようですが・・・実は、自分の首をしめているのではないでしょうか?