貯蓄率マイナス

昨日は、インフルエンザ流行について書きました。
私の周囲でも、あちらこちらにインフルエンザに罹る人が出てきて、想定外の影響が出てきています。

私は、インフルエンザではないのですが・・・ちょっと風邪気味で微熱があります。
今日も、大学通信教育のスクーリングがあったのですが・・・やはり、ボーッとして授業に集中できません。

ところで、帰宅してテレビを点けたら、テレ朝の「池上彰のニュースそうだったのか」という番組で、世界地図を使って、色々なテーマで日本が世界何位か?という事をやっていました。
その中で、驚いたのが、かつて世界1位だった日本の貯蓄率が、低下を続け、現在はマイナスになっているという話でした。
ボケーっと視ていたので、世界何位かは忘れてしまいましたが、ランクもかなり低かったです。

なんでも、かつては老後のために貯蓄していた人たちが高齢者になり、貯蓄を使っているからだそうです。
このため、貯蓄するより、貯蓄から引き出す方が多くなってしまったようでマイナスに陥ったとか・・・たぶん、団塊の世代がリタイアした影響もあるのだと思います。

おまけに、アベノミクスのマイナス金利政策の影響で、貯蓄しても、ほとんど利子が付かないので、貯蓄する人も少ないみたいです。
もちろん、赤字国債も、それを支える国民貯蓄があるから大丈夫なのですけど・・・この状況で、赤字国債を増やし続けて、貯蓄率が下がり続けたら、国債を買う人もなくなり、財政破綻もあるかもしれません。

政府は、景気を回復させて税収を増やし、財政再建を行いたいのでしょうが・・・消費がそんなに伸びていないのに、貯蓄が減っているなんて皮肉ですね。