仮想通貨の広まり

昨日は、ブロックチェーンによる影響が、思ったよりも早く、そして大きくなりそうだという事を書きました。
ブロックチェーンというと仮想通貨のイメージしか無かったのですが・・・記録を保存するような仕事の存在が脅かされそうです。

そういえば、最近、マイニング・ウィルスというのが流行っているそうで・・・少し前に流行った、PCのデータを暗号化して身代金取るランサムウェアは影をひそめてきているようです。
ご存知だと思いますが・・・マイニング・ウィルスとは、感染したPCで隠れて仮想通貨の採掘処理を行うもので・・・そのPCを操作している人は、なんか処理が重たくなったなったと感じるだけで、目だった被害が無いので気づき難いものです。

私なんか、ちょっと前まで、マイニング(発掘)といえば膨大なデータから必要な物を探し出すデータ・マイニングしか知らなかったのに・・・現在では、膨大な計算をして仮想通貨の取引の正しさを承認して仮想通貨を得る作業の事を言うのが当たり前になりました。
で、この膨大な計算を、他人のPC使ってやらせて、仮想通貨を得ようと言うのがマイニング・ウィルスです。

悪意あるハッカーにとって、ランサムウェアでデータの身代金を取るよりも、マイニング・ウィルスの方が儲けになるほど・・・仮想通貨が広まっているというのが驚きです。
今日も、SENER社のマルチ投資で巨額の仮想通貨を集めていたなんていうニュースがありました。
なんでも、集めた現金は違法になるが、仮想通貨は法整備が追い付いていないため、罪に問えないそうです。

昨日は、ブロックチェーンの課題は標準化だと書きましたが・・・仮想通貨も、想像以上に早く広まっているので、標準化や法整備などが急がれます。
といいつつ、個人的にも、仮想通貨のような世の中の動きについていくのがやっと・・・まあ、桜田サイバー・セキュリティ担当大臣は、パソコンも使わないそうなので・・・それよりはマシかな?